Web予稿集

Thursday, 14 September
9月14日(木)
 

口頭発表 09:50 - 10:30 アート・エンターテイメント

座長:野嶋 琢也(電気通信大学)

3B2-01
ARゲームで楽しく単独移動を支援するAI車椅子システムの社会実装
〇串山 久美子(東京都立大学)、馬場 哲晃(東京都立大学)、阪口 紗季(東京都立大学)、韓 旭(東京都立大学)、中安 翌(東京都立大学)、柴﨑 美奈(東京都立大学)、栗原 渉(東京都立大学)、伊藤 祐子(東京都立大学)、井上 薫(東京都立大学)
本研究は、ローカル5Gによる高速・大容量の移動通信システムを活用して、障がいのある人が楽しく単独行動を支援するためのAIとARゲームコンテンツによる活動支援システムの開発を専門6チームごとの研究を進めている。プロジェクトの紹介を通じてVR専門分野の研究者や産業分野との議論と交流を図る。
3B2-02
配信ライブにおけるライブ感の向上に関する研究 - 第1報 実ライブの分析と視聴環境の影響 -
〇小坂 真太郎(東京工科大学大学院)、高橋 秀智(東京工科大学大学院)
コロナ禍により対面ライブなどの開催の機会が減少している中,配信ライブの機会が増えてきた.そこで本研究では対面ライブにおいてライブ感を感じるための要素と,配信ライブにおける不満がある要素について調査し,その要素に関する視聴環境を構築しライブ感への影響を評価することを目的とする.本研究では,視聴環境の違いによるライブ感への影響や振動の有無によるライブ感への影響について実験し評価を行った.
3B2-03
アルペンスキーにおけるリアルタイム遠隔技能学習システム:インターフェースの検討
〇小野 重遥(北陸先端科学技術大学院大学)、金井 秀明(北陸先端科学技術大学院大学)、Wu Erwin(東京工業大学)、小池 英樹(東京工業大学)
スキーシミュレータを用いたアルペンスキーのリアルタイム遠隔技能学習システムを提案する.本報告ではその初期的検討として,離れた2点間におけるシステム間の通信遅延を評価し,Wizard of Oz法を用いたユーザ実験を行った.ユーザ実験の結果,提案システムによる仮想環境上でのロールモデルの提示は,実動画による提示と比較してユーザーのライントレース技術の向上に寄与した.またアンケートによる主観的評価の結果より,提案システムは有意に少ない作業負荷でロールモデルの模倣が可能であることが示唆された.
3B2-05
関東大震災の記録から被災状況を没入型ストーリーテリングで可視化する表現手法
〇高田(荒木) 百合奈(青山学院大学)、金 甫榮(東京大学)、山口 温大(東京大学)、渡邉 英徳(東京大学)
関東大震災の被災状況を没入感を高めながら伝えることを本研究の目的とする.<#%BR%#>当時の写真や被災者の手記などの震災資料を,複数枚の大型ディスプレイで没入型体験を可能とするシステムを使用して,ストーリーテリング形式で提示する.<#%BR%#>これにより,その場にいるかのような感覚を提供しながら,被災者の体験を共有することができるだけでなく,そこから会話や議論につながり,未来への思考にも貢献できる.
3B2-06
VRChatでたたいて・かぶって・ジャンケンポン:モーションベースによる動的揺動可能な対戦ゲーム
〇三宅 勇輝(広島市立大学)、脇田 航(広島市立大学)
本研究では, メタバースプラットフォームの1つであるVRChatにおける動的揺動可能なシステムを提案する. 具体的には, VRChatのログにモーションベースを制御するための6軸情報や速度などを書き込み, その値をモーションベースに送信する. 本発表では, たたいて・かぶって・ジャンケンポンを行うワールドにおいて, 叩かれた衝撃などを体感しながら対戦可能なコンテンツについて紹介する.
3B2-07
Synced Drift-車椅子型移動体を用いた身体共創スポーツの提案-
〇安藤 良一(慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科南澤研究室)、Barbareschi Giulia(慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科南澤研究室)、川口 碧(慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科南澤研究室)、南澤 孝太(慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科南澤研究室)
身体融合技術を用いた片麻痺や四肢障がいがあっても参加可能な超人スポーツを提案する。システムは重心移動により操作可能な車椅子型ドリフト能力付与装置SlideRift SeaHare、遠隔重心情報送信装置、遠隔ブレーキングシステムで構成される。複数人でドリフトという新たな運動機能のパフォーマンスを競い合うことで、上肢/下肢障がいの有無に関わらず参加可能なスポーツの実施環境の構築が期待できる。
3B2-08
VRによる美術鑑賞拡張のケーススタディ ― 篠田守男彫刻のVRプレビューの制作 ―
〇倉本 大資(東京大学)、武田 和樹(東京都立産業技術高等専門学校)
VR機器の普及によりVRでの美術鑑賞が広まっている。本研究では人間の空間知覚に着目した篠田守男の彫刻作品を用い、VRによる美術鑑賞の拡張について試行する。対象の作品は精緻でメカニカルな金属彫刻だが、シノダ尺という金属の駒を鑑賞者のアバターとして彫刻上に配することで鑑賞者を作品中の空間へ誘う。そのコンセプトに沿って彫刻を3Dモデルで再現しVRヘッドセットを用い鑑賞者の空間体験を補強する試みである。
3B2-09
ドリフト走行体験装置の操縦実験
〇小森 雅晴(京都大学)、寺川 達郎(京都大学)、扇野 琢巳(京都大学)
タイヤを横方向に滑らせながら走行するドリフト走行は魅力的であり,自分の運転によってドリフト走行を体験したいと思う人は少なくないと考えられる.しかし,初心者が自分の運転でドリフト走行をすることは容易ではない.著者らは初心者でもドリフト走行を自分の運転によって容易に体験できる装置を開発した.本体験装置を用いて実験を行い動作の確認をした.
3B2-10
叩け!カラダドラム
〇島田 晃(慶應義塾大学)、森田 圭亮(慶應義塾大学)、飯塚 創太(慶應義塾大学)、神戸 大知(慶應義塾大学)、遠山 魁一(慶應義塾大学)、板垣 崇史(慶應義塾大学)、荒木 達彦(慶應義塾大学)、新井 達紀(慶應義塾大学)、中林 優樹(慶應義塾大学)、松谷 侑紀(慶應義塾大学)
「叩け!カラダドラム」は,体が楽器になったら楽しい!という誰もが感じるであろう憧れを形にする企画である.本企画では,ベルト型モジュールを取り付けるだけで体がドラム(楽器)になる感覚を誰でも体験できる.取り付けられたモジュールを叩くことで,ドラムが鳴ると同時にドラムの振動が叩いた箇所に伝わり,体のドラムを叩く感覚を体験する.複数人での体験も可能であり,ドラムの振動を共有しながら演奏体験を行う.