Web要旨

Wednesday, 14 September
9月14日(水)
 

口頭発表 11:00-12:20 アート・エンタテインメント1

座長:小泉 直也(電気通信大学)

3E2-1
食べられるライトパイプに対する非接触の光供給手法
〇船戸 優希(群馬大学)、林 鈴乃(群馬大学)、奥 寛雅(群馬大学)
食品の演出手法の一つとして,飴を使用して作成した食べられるライトパイプが研究されている.ライトパイプとは光を入射口から出射口へ伝達させる光学素子であるが,現在は使用時に光源をライトパイプの近くに設置しなければならない制約がある.そこで,本研究ではレーザーを用いて離れた位置からライトパイプへ光を入射させる手法を提案する.実験の結果から,レーザーを光源として利用する手法が可能であることが確認できた.
3E2-2
サーモクロミック材料とレーザー熱投影を用いた造形後に色と模様を制御可能な3Dプリント手法の基礎検討
〇梅津 友翔(筑波大学)、平木 剛史(筑波大学)
3Dプリンタにおいて造形後に色や模様を制御する従来手法はフォトクロミックインクを用いており、紫外線により退色するため屋外では完全に制御できないという課題があった。本研究では温度によって発色と消色を制御可能な双安定性サーモクロミック材料とレーザーによる非接触熱照射技術を用いることにより、造形後に表面の色と模様を制御可能な立体物造形手法について検討する。
3E2-3
VRデバイスを用いた身体動作拡張によるダンスムーブメント作成システムの試作
〇松下 匠武(龍谷大学)、曽我 麻佐子(龍谷大学)、三輪 亜希子(尚美学園大学)
本研究では,ダンスの振付の創作支援を目的とし,仮想空間内で身体動作の拡張を体験することによりダンスムーブメントを作成するシステムを試作した.本システムでは,VRデバイスを用いて入力されたユーザの身体動作を拡張した動きを作成することができる.身体動作の拡張は,実際のダンス振付創作に用いられているメソッドを基にIKを用いて実装した.VRデバイスをプロの創作活動に活用するための予備実験として,本システムを使用した際の疲労や酔いの感じ方,システムの操作性に関する評価を行った.
3E2-4
LEDアレイによる影投影を用いた身体感覚提示に関する検討
〇中山 雄介(公立千歳科学技術大学)、阿部 法寛(公立千歳科学技術大学)、青木 広宙(公立千歳科学技術大学)
モーションキャプチャ技術によりCGをコントロールすることで身体感覚を提示することは、VR技術において一般的に行われている。本研究では、CGを使わずに身体感覚提示を行う方法について提案する。具体的には、モーションキャプチャされた身体運動を元に、アレイ状に配列されたLEDの発光を制御することでオブジェの影を壁面に投影し、影の動きによって身体感覚を提示するシステムを試作した。
3E2-5
VR道の駅構想と,そのVR内インターフェースに対する年代別の認識・反応の調査
〇中村 陽介(城西国際大学)、内山 達也(城西国際大学)、中川 晃(静岡文化芸術大学)、高桑 真恵(城西国際大学)
VRを活用した地方の観光・特産品販売促進の役割を担うハブ的プラットフォーム「VR道の駅」を構想し,制作と検証を行なった.制作の第一段階では,VR空間で能動的に特産品の情報にアクセスし,販売促進に繋がるコンテンツを制作した.本コンテンツはあらゆる年代が能動的にアクセス可能なコンテンツの配置・提示方法を検討し,20〜70代61名の被験者の体験からその有効性について検証を行った.