プロフィール:
ドワンゴにおいて, ネット連動演出システムやARライブシステムの開発など, 各種AR・VR・放送技術・イベント演出のシステム開発を手掛け, 2018年, 3Dアバターの共通フォーマットとなる「VRM」を設計・提唱. その後株式会社バーチャルキャストを設立, VRコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」技術面の指揮にあたっている. VRMコンソーシアム 理事, 技術委員長.
講演概要:
近年メタバースという言葉をよく耳にするようになったが, メタバースとはいったい何なのか?メタバースによって世界がどう変わるのか?はなかなか見えてこない. 本講演では「メタバース」というムーブメントを社会変化という視点で切り取り, これから社会がどのように変化していくか, 新技術がどのように社会の変容を促し, そして社会に受容されていくか, 今起こっていることと, 近未来の予測を解説する.
プロフィール:
1978年慶應義塾大学大学院修士了. 日本電信電話公社, NTTを経て, 2001年国際電気通信基礎技術研究所(ATR)メディア情報科学研究所長, 2002年から2019年までATR知能ロボティクス研究所長. ヒューマン・ロボット・インタラクション(HRI)研究分野で, リアルなロボット, サイバー空間のアバター, 環境知能などが連携する「クラウド・ネットワークロボットの研究」を追究. 2017年から現職及び日本学術会議会員. 2020年からムーンショット目標1プログラム・ディレクター(PD). 工学博士, ATRフェロー.
講演概要:
ムーンショット目標1は「2050年までに, 人が身体, 脳, 空間, 時間の制約から解放された社会の実現」をめざして, 誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター基盤の構築, 身体的能力, 認知能力, 知覚能力をトップレベルまで拡張でき, 社会通念を踏まえた新しい生活様式の提案などを進めています. 講演では, サイバネティック・アバターの最新動向と今後の方向性について, お話しします.
北海道大学 准教授 坂本大介
2008年公立はこだて未来大学大学院 システム情報科学研究科
博士(後期)課程修了.博士(システム情報科学).国際電気通信基礎技術研究所(ATR)でインターン,東京大学で日本学術振興会特別研究員PD,JST
ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト
研究員,東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻助教,特任講師を経て現在,北海道大学大学院情報科学研究院
准教授.人とロボット、VR等の複合メディアで構成される情報環境とのインタラクション設計に関する研究に従事.
https://daisukesakamoto.jp/
jumius(ゆみうす)
メタバースの「住人」。2020年4月に誕生し、cluster/VRChatを主な生活地として交流・配信出演・歌等の活動を行う。VRoid製オリジナルアバターとボイスチェンジャーを用いてかわいい姿と声を追求している。主な出演歴は「バーチャル学会2020」「noteライブ いまこそ知りたいVRとメタバース」NHK番組「阿佐ヶ谷アパートメント」など。
CGキャラクタエージェントを研究する三武裕玄(東京工業大学助教を経て2022年4月より明治大学准教授)がメタバースでの生活を経て得た、物理現実の本人とは少し異なる一面である。