Web要旨

Wednesday, 14 September
9月14日(水)
 

口頭発表 14:00-15:20 行動・認知2

座長:篠田 裕之(東京大学)

3C3-1
安全確認による衝突体験システムの開発
〇古川 祥生(名古屋工業大学大学院)、坂口 正道(名古屋工業大学大学院)
本発表は,後続車の視覚的あるいは聴覚的な外部要因により安全確認をした結果,前方の車と衝突をする事故体験システムについてです.視覚的な外部要因としてハイビーム,聴覚的な外部要因としてクラクションがあります.その確認をしている際に,前方の車が急停止をするので,体験者がブレーキを作動させる流れです.技術展示では,実際にデモを体験して頂くことで,さらなる改善を目的としています.
3C3-2
マルチ児童生徒エージェントを活用した授業訓練システムに視点移動が与える影響について
〇福島 颯太(大阪工業大学)、桝本 智絵(大阪工業大学大学院)、大井 翔(大阪工業大学)
教員志望者は教育実習など現場での授業経験が少ないため,授業への不安がある.我々はこれまでに現場の児童生徒振る舞いに基づく授業訓練システムの開発をしている.このシステムでは教員の視点が固定されており,このシステムでは机の間を巡回することができないことなど、教室の空間把握の問題があった.本研究では教員の動きに合わせてスクリーンに映す仮想学級を変化させることで空間把握問題を解決する方法を提案する.
3C3-3
チキンゲームにおける触覚共有が意思決定に与える影響の検討
〇橋浦 健太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)、神山 洋一(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)、谷地 卓(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)、柴﨑 美奈(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)、犬飼 佳吾(明治学院大学)、南澤 孝太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)
社会心理学の分野では,実験経済学に基づいたゲームを用いて人間の協調行動を明らかにする研究が多く行われている.本研究では,他者の入力動作をリアルタイムに共有できるハプティクスインターフェースを利用し,チキンゲームにおいて身体情報の共有が意思決定や行動原理に影響を与えるのか調査した.
3C3-4
ボタン押下における他者との同時行為による他人ごと化インタラクション手法の研究
〇安中 勇貴(明治大学)、吉開 一輝(明治大学)、小野 源太(明治大学)、橋浦 健太(明治大学)、渡邊 恵太(明治大学)
死刑執行ボタンなど,行為者が精神的に押しづらいと感じるボタンが存在する.これらのボタンは,押した行為者に精神的負担や責任が帰属してしまうため,押しづらいと感じると考える.そこで本研究ではある現象を自分に帰属させないことを「他人ごと」と定義し,ボタン押下行為を他人と同時に行うことで他人ごとの生起条件を明らかにする.
3C3-5
モニタ上の3Dアバタによる環境的文脈操作を用いた記憶支援手法の効果
〇瑞穂 嵩人(東京大学)、鳴海 拓志(東京大学)、葛岡 英明(東京大学)
遠隔コミュニケーションシステムではカメラ映像を編集して参加者の見た目を自在に変化させることができる。本研究では、誰といるかなどの環境的文脈が記憶に強く影響することに注目し、モニタ上の実験者の見た目を多様なアバタに切り替えることで記憶を支援しようと考えた。lab.jsを用いたオンライン実験で、単一のアバタを見ながら単語を覚える条件と4つのアバタを切り替えながら単語を覚える条件の想起成績を比較した。