Web要旨

Wednesday, 14 September
9月14日(水)
 

口頭発表 15:30-16:50 触覚6

座長:梶本 裕之(電気通信大学)

3B4-1
ハイトマップ画像特徴量を用いた所望の触感をもつテクスチャの生成
〇金本 拓馬(広島大学)、栗田 雄一(広島大学)
人的・原材料・輸送コストの高騰やサステナビリティへの配慮から、試作を最低限に抑えながら品質を向上するためのデジタルツールへのニーズが高まっている。本発表では、触感を生起するテクスチャをハイトマップ画像で表現し、その画像特徴量とそれを人が触ったときの触感を機械学習することで、所望の触感を入力するとその触感をもつハイトマップ画像を生成する手法を紹介する。
3B4-2
外界を表現する立体振動ディスプレイ 第5報:前腕部周回軌道上の運動提示性能評価
〇大原 玄(東北大学)、星 裕也(東北大学)、昆陽 雅司(東北大学)、田所 諭(東北大学)
触覚のファントムセンセーションを利用することで,少数の振動子で立体的な位置情報を提示することが可能になる.筆者らはこれまで前腕部を対象に,振動デバイスとVR映像の組み合わせにより,物体が身体から放出される体感を表現できることを提案し,主観評価について報告した.本稿では4つの振動子で回転を提示する腕輪型デバイスを用い,回転速度の異なる振動刺激を印加することで,立体振動の定位性能を定量的に評価する.
3B4-3
スマートフォンのスピーカを使用した振動触覚提示の基礎検討
〇伊藤 まどか(筑波大学)、佐久間 亮太(筑波大学)、石塚 裕己(大阪大学)、平木 剛史(筑波大学)
スマートフォンに内蔵されている振動子は、周波数特性が平坦でないため、提示できる振動触覚に限りがあった。そこで本研究では、スマートフォンのスピーカからの空気振動を用いることで、周波数特性が平坦で、多様な振動触覚提示が可能な手法を検討する。具体的には、スピーカ出力部からの空気をチューブを通して指先に伝えることができるパーツを作成し、それを用いて手法の評価を行う。
3B4-5
複数周波数を用いたLM駆動時の可聴音低減
〇水谷 沙耶(東京大学大学院)、鈴木 颯(東京大学大学院)、藤原 正浩(東京大学大学院)、牧野 泰才(東京大学大学院)、篠田 裕之(東京大学大学院)
超音波触覚提示において、LMという手法が主に用いられている。これは、超音波振動子が駆動位相を変化させながら単一周波数の超音波を送信することで実現される触覚提示方法である。これまで駆動位相を高速に変化させた際に、意図せぬ可聴音が発生する問題があった。本研究では駆動時の可聴音を低減する、複数周波数の超音波を用いたLM提示手法を提案した。騒音計を用いた実測実験では、実際に可聴音が低減していることを確認した。