Tuesday, 13 September
9月13日(火)
口頭発表 11:00-12:20 教育・訓練2
座長:山高 正烈(愛知工科大学)
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VRキャンプによる焚き火に関するマナー向上システムの開発
〇今西 海斗(大阪工業大学)、大井 翔(大阪工業大学) - 日本オートキャンプ協会の調査報告によると2019年まではキャンプ人口が増加傾向にあり、2020年はCOVID‑19の影響により減少したがキャンプの需要は高いことを報告しており、今後もキャンプ人口の増加が予想される。しかし、キャンプ人口の増加に伴い、焚き火やゴミの放置や騒音といったキャンプ場利用における問題が指摘されている。本研究はキャンプ場利用による焚き火に関するマナー向上を目的とする。
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教師の憑身体を用いた遠隔技能伝承の提案とワークショップの実践
〇鈴木 嵩茂(東京大学)、児玉 大樹(東京大学)、中村 拓人(東京大学)、鳴海 拓志(東京大学)、雨宮 智浩(東京大学)、葛岡 英明(東京大学) - 合気道など身体接触を伴う技能の伝承を遠隔化する時、現存する触力覚デバイスでは現実に十分近い刺激提示をできない課題がある。本研究では生徒への触力覚提示役として生身の人間(依代)を利用し、依代を教師が遠隔から操作(憑依)して技能を教える手法を提案する。本報告では、手法の実現・検証に向けて実施したワークショップにて技能の指導経験者より得た、依代の体(憑身体)を操作する方法に関する知見について述べる。
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VR-MD: スマホ VR で実施する分子動力学計算の実装
〇吉川 信明(株式会社豊田中央研究所)、松田 健郎(株式会社豊田中央研究所)、梶田 晴司(株式会社豊田中央研究所)、佐藤 宗太(東京大学)、谷川 智洋(東京大学) - 化学教育現場におけるバーチャルリアリティ(VR)技術の 活用を目的に、Unityを用いてスマートフォン上に分子動力学(MD)計算のアプリケーションを実装した。本アプリケーションでは実際の研究現場で使用される MD 計算と同等の分子運動を再現しており、利用者のリアルな分子運動の理解を助ける。スマートフォンと簡易 VR レンズ、スマートフォン搭載のカメラのみで六次元自由度(6Dof)の分子表示とハンドトラッキングシステムを実現しており。VR 空間上に表示された手モデルと分子の間に相互作用を導入することで分子に『触る』『掴む』などの操作が可能である。
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VR-MD:スマホVRで実施する分子動力学計算による化学教育効果の検証
〇松田 健郎(株式会社豊田中央研究所)、吉川 信明(株式会社豊田中央研究所)、梶田 晴司(株式会社豊田中央研究所)、佐藤 宗太(東京大学)、谷川 智洋(東京大学) - 近年の VR 技術の発展を受け、教育現場での VR への期待も高まっている。 分子の立体構造の理解が重要となる化学の分野でもアプリケーション開発が進んでいる。VR 教材の実利用を考えると、1教室の人数で一斉に利用できることが望ましい。そこで、スマートフォンにVR レンズを取り付けた簡易 VR 装置を利用し、高校での模擬授業を実施した。授業後のアンケート結果をもとに学習意欲や理解度への影響について報告する。
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STEAM教育の実践に向けた全天球型発電所探索アプリの設計指針
〇田代 穂香(早稲田大学)、瀬戸崎 典夫(長崎大学)、藤本 登(長崎大学)、森田 裕介(早稲田大学) - 本研究では,田代ら(2021)が開発した全天球型発電所探索アプリを用いたSTEAM教育の実践を想定し,小学校教員を対象とした主観評価をもとに本アプリの改善すべき点について検討した.その結果,情報の追加,機能の追加,視聴覚メディアの充実などが挙げられた.そこで,本研究では,得られた意見をもとに,STEAM教育の実践に向けた本アプリの具体的な設計指針を示すことを目的とする.