Monday, 12 September
9月12日(月)
口頭発表 9:30-10:50 スポーツ・健康
座長:永谷 直久(京都産業大学)
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バーチャル環境を用いた野球打撃の認知運動スキルの評価
〇谷 湧日(慶應義塾大学)、小林 明美(慶應義塾大学、NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、福田 岳洋(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、正井 克俊(慶應義塾大学、NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、杉本 麻樹(慶應義塾大学)、木村 聡貴(慶應義塾大学、NTTコミュニケーション科学基礎研究所) - 時間的制約が厳しい野球打撃では、適切な球種などの予測やスイング判断(意思決定)が、打撃精度に重要であると考えられる。本研究では、バーチャルリアリティ(VR)環境を用いて、予測の手がかりとなる投球フォームや意思決定の有無について条件統制を行い、クラスタリング解析を用いて打撃精度へのの影響や打者の個人特性を評価した。
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大腿部への微弱振動印加によるバランス能力への影響
〇大木 郁人(筑波大学)、橋本 悠希(筑波大学) - 高齢化が進む現代において,転倒補助の重要性は高まってきている.本研究では,転倒の危険因子である関節位置覚の低下を緩和することを目的とし,大腿部に微弱な振動を提示することで膝関節の調整能力を向上させる手法を提案する.本発表では,大腿部への微弱振動の印加がバランス能力に与える影響の検証結果を報告する.バランス能力は,開眼での片足立ちにおける重心動揺によって評価された.
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多様な身体に対応する体幹制御型ドリフト付与媒体の提案
〇安藤 良一(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)、上林 功(追手門学院大学)、佐藤 勇人(日軽メタル株式会社)、片桐 祥太(日本大学)、大林 勇人(日本電気株式会社)、南澤 孝太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科) - 技術と文化、スポーツを融合させる超人スポーツにおいて提案された競技の1つに、下肢状態に関わらず新たにドリフトという能力を付与し競技を行うSlideRiftがある。本スポーツでは競技中に上肢が制約されること、上肢障碍者の参加が困難であることが課題であった。そこで本研究では、多様な身体に対応する体幹制御型ドリフト付与媒体を提案する。プロトタイプを用いたユーザビリティテストでは、体重約50kg の使用において、体幹制御によるドリフト運動が確認できたが、多様な身体形状への対応には課題が残った。今後これら課題を解消することで、身体的多様性を超え、誰もが楽しめるスポーツの実現を目指す。
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バスケットボールのパス技量向上を支援する大空間複合現実感環境
佐伯 逸人(筑波大学 人工知能研究室)、鈴木 健嗣(筑波大学 人工知能研究室)、〇廣川 暢一(筑波大学 人工知能研究室)、Modar Hassan(筑波大学 人工知能研究室) - 本研究では,集団球技における重要な連携技量の一つであるパス技術の向上を目的とし,実戦に近い環境で身体感覚を維持したXRトレーニングシステムを提案する.ここでは,HMDにより実空間上に重畳して提示されたバーチャルプレイヤへのパスの成否を,モーションキャプチャを用いて計測・判定する手法を開発し,実験により判定精度の評価を行った.また,HMDの装着負荷を低減するためのモーションベースを用いた免荷機構についても報告する.