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Monday, 12 September
9月12日(月)
 

研究委員会OS 9:30-10:50 OS_デジタルミュージアム研究委員会「VR研究で”実質”をどう扱うか? VR研究の方法論的転回」

座長:鳴海 拓志(東京大学)

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VR研究で”実質”をどう扱うか? VR研究の方法論的転回
〇鳴海 拓志(東京大学)、熊谷 晋一郎(東京大学)、大倉 典子(芝浦工業大学)、畑田 裕二(東京大学)
VRデバイスやソーシャルVRプラットフォームが普及し始めている現在,実験室の中ではなく,社会の中で利用されることを前提としたVR研究の必要性が高まっています.しかし,現在のVR研究は,長期的,日常的,実践的なVR体験が生み出す経験を捉えるための方法論をあまり持ち合わせていません.VRが象る「生活」や現場で生まれつつある「文化」,言語として結実する前の「質感」や「感性」,平均値に還元することのできない個別具体的な「意味」や「物語」……こうした問題を解いていくためには,VR研究の方法論的転回が必要になるのではないでしょうか.本OSでは,当事者研究,質的研究,感性工学のアプローチを学ぶとともに,統計や量では捉えきれないVR体験の実「質」を扱うための研究法について議論します.議論に際して,皆様からVR研究の俎上に上げてみたい質的なテーマをお便り形式で募集します.下記より受け付けますので奮ってご投稿ください. https://forms.gle/hhQibd1rK8KoFN677