Tuesday, 14 September
9月14日
研究委員会OS 16:00-17:20 CHI 2021 振り返り,そしてこれから
座長:北村 喜文(東北大学)
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- CHI 2021 振り返り,そしてこれから
〇林 鋭志(Google)、〇高橋 哲史 (電気通信大学)、〇池松 香(ヤフー株式会社 / 東北大学)、〇山下 直美(NTT) - コンピュータヒューマンインタラクションの分野で最大かつ最も権威がある国際会議 CHIは,その39回の歴史の中で初めて,2021年5月に日本で開催される予定でした.コロナ禍で残念ながらフル・オンラインでの開催となりましたが,世界中から過去最高の5147名の参加があり,おかげさまで成功を収めることができました.運営面でそれを支えたのは約100名からなるOrganising Committeeですが,そのうち約1/3は日本の研究者コミュニティに属するメンバーでした.また,日本から例年よりも多くの方に,最新の研究成果を論文の口頭発表やデモンストレーションなどでの発表やスポンサーなどとして,ご参加いただきました.Papersの採択率は26.3% (749/2844)でした.
本オーガナイズドセッションでは,毎年,トップコンファレンス採択論文の内容を,各著者の方々にいろいろなご経験と共に紹介いただくプログラムを中心に企画してきました.今年は,我々のコミュニティでの歴史的ビッグイベントがあったということも踏まえ,その経験を次に活かすために,CHI 2021に焦点を当てることとしました.まず,CHI 2021 Papers 全投稿の上位1%(今年は28件)に送られるBest Paper を受賞された論文から2件を,それぞれ第1著者の林さんと高橋さんにご紹介いただきます.いずれも,海外の研究拠点での研究・共同研究で,その経緯などについても興味深いお話が伺えると思います.続いて,CHI 2021を含むトップコンファレンスで最近続けて論文を発表される若手のお1人で,CHI 2021 Assistant to General Chair を勤められた池松さんに,運営面でのご苦労などもお話しいただきます.最後に,ACM SIGCHIの選挙で選ばれ,2021 年7月から日本から初めてACM SIGCHI Executive Committee でご活躍中の山下さんに,これからSIGCHIはどうなるのか,私たちへの影響は?等についてお話しいただきます.国際的な学術団体の中心で幹部としてご活躍中の方のお話を伺える絶好のチャンスです.
1. 日本企業研究者からアメリカPhDを経てGoogleへ
林 鋭志(Google, recipient of CHI 2021 Best Paper Award)
2. CHIcagoで頑張った甲斐
高橋 哲史 (電気通信大学, recipient of CHI 2021 Best Paper Award)
3. CHI2021 運営と完全在宅で進めたCHI2021 Paper
池松 香 (ヤフー株式会社 / 東北大学, CHI 2021 Assistant to General Chair)
4. SIGCHI Vice President At Large になってしまって思うこと
山下 直美 (NTTコミュニケーション科学研究所, CHI 2021 Language Inclusion Chair, recepient of CHI 2021 Honarable Mention Award, SIGCHI Executive Committee Vice-President at Large)