Web要旨

Friday, 18 September
2020/9/18(金)
 

一般発表 13:00-14:20 コミュニケーション

座長:矢野 浩二朗 (大阪工業大学)

3D3-1
レーザ走査プロジェクタによる拡張手の輪郭投影
〇渡邊 あきら(大阪大学)、稲垣 理也(大阪大学)、平木 剛史(大阪大学)、松倉 悠(大阪大学)、岩井 大輔(大阪大学)、佐藤 宏介(大阪大学)
ウィズコロナ時代における様々な非接触コミュニケーションが求められている中,本研究では,ビデオ通話システムと投影拡張手を組み合わせた手法を提案し,簡便にも存在感ある遠隔コミュニケーションの実現を目指す.拡張手の投影には持ち運びが容易で明室でも高輝度投影可能な走査型のレーザプロジェクタを想定する.そのため,抽象度を変化させた掌の輪郭による拡張投影手を使用した際のユーザ心理についても調査した.
3D3-2
バーチャル空間での接触が対人コミュニケーションに及ぼす効果
〇加藤 優貴(豊橋技術科学大学)、杉本 麻樹(慶應義塾大学)、稲見 昌彦(東京大学)、北崎 充晃(豊橋技術科学大学)
VRChat等のバーチャル空間でのコミュニケーションにおいて,触覚刺激は無いが頭を触る動作やハグをするなどの擬似的身体接触が行われている。モーションキャプチャを用いて実際の身体接触,擬似接触,接触なしの3条件が対人魅力やコミュニケーションに及ぼす効果を調べた。その結果,身体接触の種類に関わらずVRでのコミュニケーションが対人魅力を高めることが示された。
3D3-3
営業活動へのバーチャルリアリティ適用
〇中野 智晴(三菱電機株式会社)、深澤 大輔(三菱電機株式会社)、金山 拓也(三菱電機株式会社)、中田 智仁(三菱電機株式会社)
顧客との商談などのフィールド営業活動を効率化するバーチャル商談アプリケーションを開発した。
3D3-4
匿名で発言可能なチャネルの導入による遠隔会議の創造性向上支援
〇大原 嶺(東京大学大学院 学際情報学府)、畑田 裕二(東京大学大学院 学際情報学府)、鳴海 拓志(東京大学大学院 情報理工学系研究科)、葛岡 英明(東京大学大学院 情報理工学系研究科)
集団協調作業において,創造性は多様な参加者間の相乗作用によって高められる.しかし,ステレオタイプや不作為バイアス等の認知バイアスにより,参加者の発言機会に偏りが生じる非平等参加が問題となっている.本研究ではこの問題を回避するため,音声変調によって匿名発言が可能なチャネルを導入した遠隔会議システムを提案する.社会的弱者の立場に依らない発言を引き出すことで平等参加を促進し,会議の創造性向上を支援する.
3D3-5
音声から社会的感情を自動検出する手法の検討
〇麻田 千尋(奈良女子大学)、田村 祐一(甲南大学)、佐藤 克成(奈良女子大学)
人は相手や自分の行動に変化を与える社会的感情を表出させ,円滑なコミュニケーションを行う.社会的感情を表出することはソーシャルスキルとして重要であるが,その言い回しを理解するには経験や学習が必要である.本研究では音響的特徴,間合いから機械学習を用いて社会的感情を自動検出する手法を検討する.
本提案手法を発展させることで,対人コミュニケーションでの発話訓練ツールへの応用が期待される.
3D3-6
獣耳型インタフェースに向けた感情表現の基礎検討
〇四條 亮太(電気通信大学)、櫻井 翔(電気通信大学)、広田 光一(電気通信大学)、野嶋 琢也(電気通信大学)
獣耳は動物の意図や感情を示していると考えられているため,アニメや漫画のキャラクターの感情描写の表現要素として用いられている.
このことから獣耳には感情表現を増強する効果があるのではないかと推察できるが,この耳を用いた感情表現は体系的にまとめられていない.
本研究では獣耳型インタフェースの開発に向けた基礎検討として,獣耳の姿勢とそれによって表現できる意図や感情に関して調査した.
3D3-7
Physical WebとWebVR/AR技術を用いた観光情報システム
〇陳 祐蕎(慶應義塾大学)、松岡 慧(慶應義塾大学)、小木 哲朗(慶應義塾大学)
近年では、WebAR/WebAR技術の開発により、VR/ARコンテンツは専⽤のアプリケーションやデバイスなどに頼らず、Webアクセスだけで利⽤できるようになってきた。これにPhysical Web技術を組み合わせることで、システム側からVR/AR情報を随時配布することも可能になる。本研究では、 Physical WebとWebVR/AR技術の活⽤により、観光地ごとのアプリケーションをインストールせずに、観光スポットに近づくだけで、各地のVR/ARコンテンツを利⽤できる観光情報システムのフレームワークを構築した。