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大会概要

第22回大会長挨拶

陶山史朗

徳島大学 教授 陶山 史朗

第22回大会は2017年9月27日(水)~29日(金)に,徳島大学常三島キャンパスの共通講義棟で開催する予定です.1996年に第1回大会が開催されて以来,四国で開催されるのは最初となります.おそらくは,四国4県の正確な位置関係でさえ,お分かりの方は少ないのではと思います.徳島県は,香川県の南側で,北東側に兵庫県淡路島が近接し,南側は高知県です.昔は本州にはフェリーなどで渡るしかありませんでしたが,現在は,大鳴門橋・明石海峡大橋をはじめとした3ルートで本州の神戸,倉敷,尾道と陸続きとなり,高速バスなどで2~3時間で行き来ができます.ちなみに,東京からは飛行機で約1時間です.

徳島大学常三島キャンパスは,JRや高速バスが発着する徳島駅前より徒歩25分ほどの場所で,割と便利な位置にあります.ご存知のように,工学部からは,青色LEDでノーベル物理学賞を受けた中村修二教授を輩出しており,かつ日亜化学工業(株)に代表される種々のLEDの生産と応用に関する一大拠点となっています.

徳島県は紀伊水道に面しているため,お魚が大変おいしいと評判ですので,是非楽しみにおいでください.特に,「鱧」は漁獲量・漁獲金額ともに日本トップクラスであり品質も抜群で,また「養殖のアユ」も日本有数の生産量を誇っております.さらに,地鶏「阿波尾鶏」,「すだち」の生産量も日本一です.「すだちくん」は県のマスコットキャラクタにもなっており,徳島人はすだちを何にでもかけます.なお,阿波踊りのシーズンはお盆ですが,懇親会には阿波踊りの有名連を呼んで,是非皆様自身にも踊っていただくつもりですので,楽しみにしておいてください.

さて,今年の大会は,21年目ということで,次の新たな20年に向かって踏み出していく年となります.昨年はVR元年と騒がれましたが,これを一過性のものにすることなく,一定レベルで定着させる努力が必要になると思います.現在,VRに関しては,幾つかの新たなパラダイムが始まりつつあるように感じておりますので,これをVR学会で発展させていくことが肝要と考えます.

本年の第22回大会では,より多くの皆様の最新の研究成果を共有し,今後の新たな20年への出発に相応しい大会とできれば良いと思っております.ぜひ,ご参加,ご発表いただきたいと思います.

共通講義棟