Sept. 13 2024
9月13日
口頭発表 09:30-10:10 教育・訓練1
座長:大西 克彦(大阪電気通信大)
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Unity ML-Agentsを用いた自動運転強化学習における事故回避シミュレーションの提案
〇増田 琉利(東海大学)、加藤 央祐(東海大学)、水谷 賢史(東海大学) - 自動運転技術は急速に進展しており、国内でも実証実験が行われている。本研究では、まずレースサーキット環境で障害物有りと無しの環境で学習させ、その性能を評価する。次に、サーキット環境で学習させたものと事前学習なしのエージェントを高速道路合流部環境において、他車との衝突回避を学習させ、平均累積エピソード報酬を評価し事前学習の効果を検証した。
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全天球動画を用いた危険予知トレーニング向け視行動分析システムの試作
〇國分 三輝(愛知淑徳大学) - 全天球動画を用いた危険予知トレーニングは広範囲の危険を探索する視行動を促進する効果が期待されるが,トレーニングが視行動に及ぼす効果の検証が十分ではない.本研究では交通危険予知を例に,トレーニング実施中の視行動の簡便な指標としてユーザ視野カメラの回転角を記録・可視化・分析するシステムを試作した.試行の結果,交通安全意識の向上とともに,水平方向の視点分布の広範化及び視野回転角の拡大傾向が認められた.
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より効果的なキュー曝露療法のためのインタラクティブVRシステムの開発
泉 秀哉(福井工業高等専門学校)、〇小松 貴大(福井工業高等専門学校) - VR機器を用いたタバコ依存症治療のためのキュー曝露療法(CET)において、外部センサによるキューとしての効果の変化を調査した。VR-CETシステムを開発し、マイク情報により、より効果的なキューを提示することを目指した。喫煙者7名に対して3回のVRセッションを実施しその前後での喫煙衝動を主観調査で調査した。プラセボセッションに比べて外部センサ有りの喫煙セッションは喫煙衝動を有意に上昇させた。
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力覚的融合身体の実現に向けた基礎的検討
〇鈴木 嵩茂(東京大学)、橋本 健(東京大学)、中村 拓人(東京大学)、鳴海 拓志(東京大学)、葛岡 英明(東京大学) - 熟練者と学習者が同一のアバタを使用する融合身体を利用した運動学習は学習効率や技能定着を向上させることが示されている.他方,融合身体が効果を生むにはアバタが利用者の視野内に収まる必要があり,適用可能なタスクに強い制約がある.本研究では,力覚提示を利用した融合身体を提案し,視野外の運動への適用を図る.本報告では,身体装着型力提示装置SomatoShiftを用いた融合アバタの視覚提示と力覚提示が利用者に与える影響についての調査結果を述べる.
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二眼カメラ立体映像をリアルタイムに大型裸眼立体視ディスプレイに表示できるシステムの開発
〇板宮 朋基(神奈川歯科大学歯学部総合歯学教育学講座教育学分野)、中野 亜希人(神奈川歯科大学歯学部総合歯学教育学講座教育学分野)、高才 東(神奈川歯科大学臨床科学系口腔外科学講座口腔外科学分野)、清水 玲那(神奈川歯科大学臨床科学系口腔外科学講座口腔外科学分野)、石田 孝文(神奈川歯科大学臨床科学系口腔外科学講座口腔外科学分野)、小松 紀子(神奈川歯科大学臨床科学系口腔外科学講座口腔外科学分野)、沢井 奈津子(神奈川歯科大学歯学部教育企画部)、安部 貴大(神奈川歯科大学臨床科学系口腔外科学講座口腔外科学分野) - 本研究では,二眼カメラで撮影した立体映像をリアルタイムに27インチの大型裸眼立体視ディスプレイで立体視できるシステムを開発した.二眼カメラKandao Qoocam EGOで撮影している立体映像を,ソニー空間再現ディスプレイELF-SR2等においてリアルタイムに裸眼立体視できる.iPhone 15 Proを用いて撮影した空間ビデオも再生できる.歯科手技教育における有用性が示唆された.
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裸眼立体視とハプティクス技術を併用した歯牙切削トレーニングシステムの開発
〇富田 凜太郎(神奈川歯科大学)、板宮 朋基(神奈川歯科大学)、中野 亜希人(神奈川歯科大学)、川西 範繁(神奈川歯科大学)、星 憲幸(神奈川歯科大学)、木本 克彦(神奈川歯科大学) - 本研究では裸眼立体視技術とハプティクス技術を併用し,歯科教育において重要な項目の一つである歯牙切削手技の効果的な向上を目的としたトレーニングシステムを開発した.歯列の3D-CGモデルと切削器具の三次元的な位置と角度を裸眼立体視ディスプレイ上に表示し、ペン型ハプティクスデバイスを用いてリアルタイムな歯牙の切削・形成と自動採点が可能である.歯科医師による評価の結果,本システムの有用性が示唆された
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認知症当事者のナラティブに基づくPX体験空間の設計と実装
〇廣部 敬太(静岡大学)、小俣 敦士(静岡大学、浜松医科大学)、水野 拓宏(株式会社アルファコード)、村上 佑順(一般財団法人オレンジクロス)、石川 翔吾(静岡大学) - 医療・介護の人材不足により、パーソンセンタード・ケアスキルの熟達化が求められている。それには認知症当事者の認知的視点を理解するスキルが重要であり、ナラティブの経験的イメージ補完が必要である。本研究では、認知症当事者のナラティブを基に患者体験(PX)をVRで体験することが可能な空間を構築することを目的とした。多様な認知的障害を一人称視点で体験し学習者同士が共有することで、効果的な学習が示唆された。
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VRを用いた運動技能上達のための未来のお手本情報提示
〇佐々木 悠佑(埼玉大学)、入山 太嗣(埼玉大学)、小室 孝(埼玉大学) - 本研究では、VRを用いて技能上達のための新たなお手本の提示方法を提案する。提案手法では、ユーザーが技能トレーニングを行う際、ユーザー自身の動きに対して数秒先の未来の情報を提示することで、上達を支援する。指導者の動きを提示するだけの場合に比べ、未来の情報を得ることによって、速い動きや複雑な動き、タイミングが重要となる技能においても、お手本の動きをより正確に試行できる可能性を検討する。
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AIまたは録画データを教師とした融合身体を用いた運動学習効果
〇田北 陽士(東京大学)、畑田 裕二(東京大学)、鳴海 拓志(東京大学)、谷川 智洋(東京大学) - 加重平均型の融合身体を運動学習に利用する研究が数多く行われている。しかし、教師が融合身体の使用に習熟する必要があり、さらに教師が学習者から悪影響を受ける可能性があるという課題が存在する。本研究では、学習者の動作データと目標位置を入力として、教師の動作を出力するAI教師を教師あり学習を用いて開発した。その上で、教師がAIまたは録画データである場合と、人間が教師である場合の運動学習効果を比較検証した。
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没入型バーチャル環境における他者アバタの外見の変化が対連合学習に与える効果
〇瑞穂 嵩人(東京大学)、鳴海 拓志(東京大学)、葛岡 英明(東京大学) - 出来事の記憶には、いつ・どこで・誰とのような周囲の環境的文脈の情報が取り込まれており、記憶の覚える・想い出すという過程に影響する。本研究では、VR体験における他者アバタが環境的文脈として記憶に影響を与えると仮説を立てた。タガログ語と日本語ペア(実験1)や手話のジェスチャと単語のペア(実験2)の対連合学習課題において、他者アバタの外見の変化が記憶成績に与える効果を検証するパイロットテストを実施した。
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緊張感緩和を目的とした自己鏡映像との対話システム
〇小野 秀悟(東京大学)、川越 至桜(東京大学) - 自己対話は,自己の目標の実現に向けて客観的に自己を見つめる手法の一つで あり,教育場面で日常的にセルフケアが行えることで期待される.また,自らの言葉で自分自身に教示を与えることで,自己の行動や情動を変容させる自己教示法(内言)がある.本研究では,自己鏡映像に着目し,脳内にいる自己の存在を視覚・聴覚的に具現化し,自己対話における内言を人工的に模倣するシステムを開発した.
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メタバースを活用した建築分野の学習コンテンツの開発と評価
〇玉井 香里(愛知産業大学 通信教育部) - VRを活用した学習コンテンツは,さまざまな分野で研究が進んでいる.建築は立体物であり,二次元の教材では理解が難しい.メタバースを活用し3Dの教材で学習することで二次元の教材で学ぶよりも学習者の理解度が高まると考えられる.筆者はメタバース空間に,二次元のテキストのみでは理解が難しい木造の構造を学ぶためのワールドを開発した. 本研究では,建築を学んでいる学生を対象に教育実験を行い,その有効性を検証した.