The 7th Virtual Reality Society of Japan Annual Conference

日本バーチャルリアリティ学会 第7回大会
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TranScope:広大な仮想環境における遠方の物体とのインタラクション手法の実装と考察

概要:
筆者らは広大な仮想環境に存在する物体を没入空間にてその場にいながら操作する手法としてスコープベースインタラクションを提案している。仮想的な窓"TranScope"はレンズ効果を持つツールとして定義されており、望遠鏡を扱うようにシーンを観察することにより遠方の物体を手元にあるかのように知覚することができる。さらに手に届く距離のものを直接操作できるように環境を定義することにより、従来の手元を主な操作対象としている物体操作手法を遠方の物体にも適用することが可能となる。本研究ではTranScopeの具体的な実装方法について述べ、従来の遠方にある物体の操作手法との比較を行う。
著者:
吉田俊介  (通信・放送機構)
略歴:
1996年中京大学情報科学部情報科学科卒業。1998年中京大学情報科学研究科情報科学専攻修士課程修了。2001年名古屋大学人間情報学研究科社会情報学専攻博士後期課程修了。現在、通信・放送機構本郷空間共有リサーチセンター研究員。2001年本会学術奨励賞受賞。博士(学術)。

望月研二  (通信・放送機構)
略歴:
昭和51年同志社大学工学部電気工学科卒業。昭和53年同大学大学院修士課程修了。同年電電公社に入社し、磁気記録の研究開発に従事。平成3年より3年間ATRにて3次元知的画像検索の研究。NTTにて知能ロボット用センサの研究開発などに従事。現在通信・放送機構空間共有コミュニケーションPJTサブリーダ。計測自動制御学会、映像情報メディア学会会員。

相澤清晴  (東京大学)
略歴:
昭和58年、東京大学工学部電子工学科卒業。昭和63年同大学大学院博士課程修了。工学博士。同大学大学院新領域創成科学研究科基盤情報学専攻教授(工学系研究科兼担)。平成2年から2年間米国イリノイ大学客員助教授。画像情報処理、モデリング、コンピュテーショナルセンサ、ウエアラブルメディアなどの研究に従事。IEICE、IEEE、ITE等会員。

齊藤隆弘  (神奈川大学)
略歴:
1976年東京大学工学部電気工学科卒業。1981年同大学大学院博士課程修了。同年神奈川大学工学部電気工学科専任講師。現在同大学教授。画像通信、信号・画像処理、応用数学などの研究に従事。電子情報通信学会、IEEEなどの会員。

ファイル:
 論文原稿