Sept. 13 2024
9月13日
口頭発表 09:30-10:10 ユーザインタフェース
座長:福嶋 政期(九州大学)
- 3E1-01
-
Pin Ball:ハンドヘルド型球体ピンアレイインターフェース
〇杉本 隆平(電気通信大学)、梶本 裕之(電気通信大学) - 球面上に配置された直動アクチュエーターによって構成されるピンアレイによって、立体的な触覚提示を可能にするPin Ballを提案する。提案するデバイスは80本のピンアレイによって構成され、小型に設計された球型A-TUIである。全周囲に配置されたピンアレイが伸縮し、ユーザーの両手に立体的な形状や触覚を提示することができる。本稿では、球型A-TUIを構成する回路基板やアクチュエータに関する検討を示す。
- 3E1-02
-
タンジブル手書き文字入力システムを用いたコピー&ペースト機能の考案と検討
〇佐藤 秀翔(秋田大学)、藤原 克哉(秋田大学)、中島 佐和子(秋田大学)、水戸部 一孝(秋田大学) - 本研究では,実際に指で触れている感覚を得ながら文字を描画できる「タンジブル手書き文字入力システム」を開発している.本システムは,磁気式モーションキャプチャで示指とアクリル板の位置および姿勢を取得し,両者の接触を検知した時に,インク射出イベントを発生させることで文字を描画している.本稿では,新たに実装したコピー&ペースト機能について複数のユーザインタフェースを考案,検討したので報告する.
- 3E1-03
- 取り下げ
- 3E1-04
-
仮想物体の変形による3DUI部品の把持操作の安定化
〇笠井 陽太(埼玉大学)、入山 太嗣(埼玉大学)、小室 孝(埼玉大学) - 本研究では,VR/AR環境において3DオブジェクトをUI部品として把持操作する際に,手指が物体にめり込むことによって生じる問題を解決するために,物体の変形を利用した視覚フィードバックを提案する.提案手法では手指の形に合わせて3Dオブジェクトを変形させて手指に追従させることで安定した把持を実現する.動作の様子を3Dディスプレイ上で表示し,オブジェクトをユーザーの手指で把持操作できることを確認した.
- 3E1-05
-
ソーシャルVRプラットフォームにおいてデバイスの入力変調を実現するドライバソフトウェアの提案
〇西本 和貴(東京大学、クラスター メタバース研究所)、倉井 龍太郎(クラスター株式会社)、鳴海 拓志(東京大学)、平木 剛史(クラスター メタバース研究所) - VR体験でユーザの操作量をそのまま反映しないケースが増えている。ソーシャルVRプラットフォームで操作量を編集するには、クライアントソフトを変更せずに操作量を取得し変調する必要がある。本稿では、OpenVR対応機器向けに、SteamVR上のデバイスポーズを変調するドライバソフトと外部アクセス用インタフェースライブラリを開発した。SteamVR Homeやcluster上でデバイス座標の固定や操作量のC/D比変調をリアルタイムに実行できることを確認した。
- 3E1-06
-
HMDセンシング情報を用いた操作意図推定によるアバタの動作構成
〇西田 有吾(宇都宮大学)、森 博志(宇都宮大学) - 本稿では,VR-HMD付属のセンサから取得可能な頭と手のトラッキング情報を用いてユーザの意図したアバタの全身動作を構成する手法を提案する. 実験では座位姿勢におけるユーザの直感的な姿勢入力を用いて構成した全身動作を対象に,目標姿勢との姿勢差の比較およびユーザ評価により意図した全身動作の構成が可能であることを確認した.
- 3E1-07
- 取り下げ
- 3E1-08
-
頭部姿勢入力を用いた回頭行動を伴うアバタのウォークスルー操作
〇野々宮 悠人(宇都宮大学)、森 博志(宇都宮大学) - VR空間における自由な空間移動や視点移動を実現するウォークスルー操作においては、移動方向に視線を向ける行動に加えて,視覚を通して空間情報を収集するために周囲を見渡すように進行方向と異なる方向に視線を向ける回頭行動の実現が求められる。そこで本稿では、座位姿勢における操作者の頭部姿勢入力を用いた回頭行動を伴うアバタのウォークスルー操作手法を提案する。
- 3E1-09
-
視線操作の使いやすさ向上に関する研究 - 第1報 動作割り当ての影響 -
〇原田 帆七海(東京工科大学)、高橋 秀智(東京工科大学) - モバイル環境の充実により様々なUIが登場している.その中で,視線操作は動きにくい環境に適した手法であるといえる.しかし慣れが必要であることなどにより,扱いにくいと感じる人が多く存在している.そこで,個人に合わせた調整を行い,扱いにくさの改善を狙う.本報では,まず動作割り当て,例えば選択操作時の認識のための瞬き時間などの実験を行い,ユーザーに使いやすい設定を明らかにする.
- 3E1-10
-
床天井間の静電容量計測による部屋スケール人体姿勢検出の基礎検証
〇新居 英明(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)、吉田 貴寿(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)、小林 康平(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)、南澤 孝太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科) - 部屋スケールでの人体姿勢の研究において、既にモジュール床による足裏の重心計測などを用いた姿勢検出がおこなわれてきている。しかし荷重のない状態や足裏が触っている状態などの検出は難しかった。今回、モジュール床と天井の間にアクティブな容量変化を計測することで、モジュール単位での位置計測や、足裏がモジュール床に接触する前の状態を計測できることがわかった。この件に関する基礎的な検証をおこなったので報告する。
- 3E1-11
-
直感的操作を可能とする建設機械遠隔操縦システムの研究 第二報 基本環境との比較
〇伊勢 珠皇(東京工科大学)、高橋 秀智(東京工科大学) - ここ数年様々な要因により遠隔作業が増え,いくつかの方法が研究されているが.この研究で用いる手の動きによる操作方法の有効性の確認のために三つの操作方法を比較する。そして、確認できた遠隔操作システムの操作性改善のためにさらなる操作の容易化や肉体的疲労の軽減のために有効な視覚情報や他の感覚,条件を検討し効果を検証する.仮想空間で簡単な作業をしつつ,従来より操作感が改善されるか実験し作業のスコアや時間,正確さを評価対象とした.