Sept. 12 2024
9月12日
口頭発表 10:10-10:50 拡張・複合現実2
座長:大山 英明(富山県立大)
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リアルワールドメタバースにおける実空間ユーザの頭部位置姿勢反映手法の検討
〇尹 淙熙(立命館大学大学院)、中村 文彦(立命館大学大学院)、木村 朝子(立命館大学大学院)、柴田 史久(立命館大学大学院) - 我々は,本学キャンパスを対象に現実世界とメタバースを融合するリアルワールドメタバースを実現するMRキャンパスを構想している.MRキャンパスでは実空間とVR空間にユーザが混在することを想定しており,両空間の間でユーザの位置・姿勢を共有する仕組みの実現が不可欠である.その端緒として,本稿では,MRキャンパスにおける実空間ユーザの頭部位置姿勢をVR空間に反映する手法を検討した結果を報告する.具体的には,マーカと空間アンカによる位置合わせを行うシステムを試作し,実空間ユーザの頭部位置姿勢を実時間でMRキャンパスに反映可能であることを確認した.
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高画素密度プロジェクションマッピングによる実物体の外観と知覚的に一致するバーチャル物体の提示
〇谷 育歩(大阪大学)、岩井 大輔(大阪大学)、佐藤 宏介(大阪大学) - プロジェクションマッピングでは,衣服の織り目など,微細な形状・テクスチャも表現対象となり得る.映像投影により,そのような高精細な質感を提示する際は,投影像に高い空間解像度が求められる.そこで本研究では,プロジェクタの投影範囲を縮小し,投影像の画素密度を向上させることで,微細な質感編集を可能とした.また,高画素密度での投影が実物体と見分けのつかないバーチャル物体の提示に有効であるか調査した.
- 2B2-03
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XRを用いた看護多重課題訓練システムの開発
〇八下田 龍樹(芝浦工業大学大学院 理工学研究科)、足立 吉隆(芝浦工業大学大学院 理工学研究科)、村田 大周(芝浦工業大学大学院 理工学研究科)、金子 慶輝(芝浦工業大学大学院 理工学研究科)、金井Pak 雅子(関東学院大学 看護学研究所)、ウイリアムソン 彰子(神戸大学医学部附属病院)、Wey Guan Lem(東京大学大学院 医学系研究科)、大野 昴紀(東京大学大学院 医学系研究科)、小山 博史(東京大学大学院 医学系研究科) - 看護業務では複数の課題が同時に生じることがあり,誤った判断が重大な事故に繋がる恐れがある.そのため多重課題への対応を事前に教育訓練することが必要とされている.本研究はXRとクロマキー技術を組み合わせることで,現実世界の触覚情報と仮想の視覚情報を融合させた看護師向け多重課題訓練システムの開発を行った.本発表では訓練システムの紹介と看護学生に対して行った実験の結果について報告する.
- 2B2-04
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移動型ロボットアームによる3Dスキャンデータへの物理特性の付加
中根 敦久(東京大学)、〇高下 修聡(東京大学大学院) - 近年のメタバースの発展とともに,3D スキャン技術を用いたデジタルツイン空間の構築に注目が集まっている.しかしながら,3D スキャンされたデータはその色と形状しか保存しておらず, VR 体験やシミュレーションに有用であると考えられる質量や重心,導電性などの物理特性を失っている.そこで本研究では,移動型ロボットアームを用いて現実世界に存在する物体の様々な物理特性を測定し,自動でデジタルツイン空間に転送するシステムを開発した.
- 2B2-05
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プロジェクタアレイを用いた光線投影による鏡面反射物体上でのBTF提示
〇持田 智稀(和歌山大学)、天野 敏之(和歌山大学) - プロジェクタ7台を用いた重畳投影によって、鏡面反射成分を持つ物体上にBTFで表される見えを提示することを目標とする。まず、これを平面物体に実現するために、対象の反射特性に基づいた最適なプロジェクタの配置間隔を求める手法と、各視点に届く反射光と各視点における目標の見えとの差を最小にするような最適化によって投影画像を作成する手法を提案する。また、平面のみではなく立体物に適応する場合についての考察を示す。
- 2B2-06
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投影型手腕拡張インタフェースにおける視聴覚効果による浮遊・接触感提示
〇佐藤 優志(大阪大学)、石川 蒼桜(大阪大学)、竹内 悠人(大阪大学)、岩井 大輔(大阪大学)、佐藤 宏介(大阪大学) - プロジェクタからユーザが自在に操作可能なCG手腕像を実空間に投影し、ユーザの手の到達範囲を視覚的に拡張するインタフェースでは、投影されたCG手腕像(拡張手)を空中に表示することはできない。本研究では、拡張手の影表示や物体接触音提示の有無を適宜切り替えることで、拡張手が実物体に接触していることや、物体上に浮遊していることをユーザに知覚させられるか基礎検討を行った。
- 2B2-07
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ダイナミックプロジェクションマッピングのための照明の高速な光線制御に関する検証
〇岩瀧 良太(東京工業大学)、渡辺 義浩(東京工業大学) - 投影対象へ当たる光線を消灯し周辺のみに光を当てるように光線制御した照明を利用することで,高コントラストなPMと明るい周辺環境を両立できる.しかし,従来手法では照射する光線の決定に時間を要するため,投影対象が静止物体に限定される問題があった.本稿では,高速処理が可能なレイトレーシングを用いた照明の光線制御手法を提案し,動的な投影対象に向けた光線制御の速度性能を検証する.
- 2B2-08
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スポーツ観戦中の聴覚障害者の活気増幅を目指した高揚状態可知化システム「ミルオト」の開発
〇ゴーメレン ギョーム(早稲田大学岩田浩康研究室)、三矢 瑛子(早稲田大学岩田浩康研究室)、鳥谷 周太郎(早稲田大学岩田浩康研究室)、岩田 浩康(早稲田大学岩田浩康研究室) - 2025年に東京ではデフリンピック開催が見込まれるが、スポーツ観戦において健常者が感じる試合の展開や盛り上がりに共感しづらいという聴覚障害者の課題があった。 本論文では試合中の音や選手の動きを機械学習技術により認識し、試合映像に音と対応するオノマトペを重畳することで課題を解決する手法を提案する。 卓球の試合の進行に伴う球の打球音や拍手などを実時間で認識し画面表示するシステムを構築した。
- 2B2-09
- 取り下げ
- 2B2-10
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実車両運転型VRシステムの試作
〇小玉 亮(株式会社 豊田中央研究所)、藤枝 延維(株式会社 豊田中央研究所)、田中 誠大(株式会社 豊田中央研究所) - テーマパークのアトラクションは,標準的にはユーザには移動の自由がない.自由に移動できるアトラクションを目指し,実車両にHMDを装着して乗り込み,バーチャル空間を見ながら運転を行う運転型VRシステムを提案する.今回は,システムを試作し,実現可能性を検証した.開発者3名による主観評価から,15km/hまでの運転に関して,自然な運転体験が実現できることを示した.
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ドーム型スクリーンと小型サラウンドスピーカーシステムを用いたドーム型スクリーン視聴覚VRシステムの提案
〇栁澤 翔士(四日市大学)、松井 和哉(四日市大学)、前川 督雄(四日市大学) - 本研究では、市販のドーム型スクリーンPaperDomeHD150を利用し、ドーム型スクリーンの角度と高さを容易に変更できる独自のフレームシステムを構築した。これにどの方向を向いても左右の音に向き合うダブルヘリカルマトリックス方式のサラウンドへ改造を施した独自の小型サラウンドスピーカーシステムを組み合わせることで、ヘッドマウントディスプレイを用いずに、視聴覚VR体験を提供するドーム型スクリーン視聴覚VRシステムの製作を行った。