大会長挨拶


大会長 矢野博明(筑波大学)

第21回大会は2016年9月14日(水)から16日(金)まで、つくば市にあるつくば国際会議場(通称エポカルつくば)にて開催する予定です。 2000年に第5回大会を同じエポカルつくばで行ないましたので、全く同じ場所で開催するのは学会設立以来初めてのこととなります。 前回開催時のことを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、15年の歳月を経て、陸の孤島と言われていたつくばも大きく変わりました。 バスくらいしか公共交通機関がなかったつくばも、つくばと秋葉原を最短45分で繋ぐつくばエクスプレス (この夏に開業10周年を迎えました)が走るようになり格段に都心へのアクセスが簡単になりました。バスターミナルだった つくばセンターもつくば駅として再開発が進み、つい先日駅ビルも完成して駅前はすっかり生まれ変わって洗練された街並みになっています。

一般的には、つくばは筑波山への入り口としてであったり、研究学園都市として科学技術の街というイメージがあると思います。 多くの研究機関や大学がありますし、最近はモビリティロボット実験特区として、セグウェイを始め産総研や筑波大等で開発された ロボットなど様々なロボットが公道を走っています。一方で、所謂ここでしか食べられない食材はありませんが、つくばはラーメンの街として、 積極的にPRを行っています。大きな道路が多いからか周辺にラーメン店が点在しており、味を競っています。さらには、パンの街つくばとして、 パン屋の数も相当あります。その他にも焼き芋などテレビで紹介されるような美味しいお店も集まっていますので、学会後の夜など いろいろ探索されると良いのではないかと思います。

さて、この大会は21回目です。学会が設立された年に第1回大会が行われましたので、21回大会が学会設立20周年、すなわち20歳の節目の 年の大会となります。事務局に聞いたところでは、ちょうど設立時に生まれた人はまだいらっしゃらないようですが、来年の大会の頃には 入会しているかもしれません。それはともかく、赤ん坊が成人するほどの歳月をかけて本学会で積み上げてきた知識を活かして、 本学会も大人としてさらなる一歩を踏み出す時が来ているのだと思います。我々は社会に対してどんな貢献が出来るのでしょうか。 そして、VRと言う技術を社会あるいは世界ににどのように根付かせ、人類のさらなる発展を目指していくのでしょうか。 次回大会は、より多くの皆様と、最新の研究成果を共有しつつ、それぞれの立場でこれまでの20年とこれからの素晴らしい 10年、20年に思いを馳せる大会にしたいと思っています。ぜひご参加ください。

つくば国際会議場と西側入口

つくば国際会議場東側入口

つくば国際会議場内の様子

お問い合わせ先


第21回日本バーチャルリアリティ学会大会

幹 事:橋本悠希(筑波大学)、嵯峨 智(筑波大学)

住 所:〒305-8573  つくば市天王台1-1-1  筑波大学 システム情報系

E-mail: ac16-info [at] vrsj.org