題目
味覚ディスプレイに関する研究 第四報 ~ 嗅覚-味覚間クロスモダリティを利用した味覚ディスプレイにおける口腔内への匂い提示手法の評価 ~ (Study on Gustatory Display (4th Report) - Gustatory Display Based on Cross-modal Effects between Olfaction and Gustation which Add Olfactory Stimulations in the Mouth -)
概要
筆者らは,化学情報を変化させずとも,付随する情報を変えることによって味を変化させる味覚ディスプレイを提案してきた.本稿では,嗅覚と味覚の感覚間相互作用,クロスモダリティを利用した味覚ディスプレイの有効性を検証する.また,嗅覚が味覚に与える影響を高めるため,口腔内に匂いを提示する手法を提案する.この手法を用い,口腔内もしくは鼻先への匂い提示が,ユーザの味の感じ方に与える影響を比較した実験を報告する.
著者
宮浦 理彰 (東京大学大学院情報理工学系研究科) , 鳴海 拓志 (東京大学大学院情報理工学系研究科) , 谷川 智洋 (東京大学大学院情報理工学系研究科) , 廣瀬 通孝 (東京大学大学院情報理工学系研究科)