Sept. 12 2019
Room C Visual psychology
Chair:Katsunori Okajima(YNU)
- 6C-01
- A Study for HMD that Allows Users to be Aware of Their Surroundings
〇ISAMU ENDO(Tohoku University)、YOSHIKI KUDO(Tohoku University)、KAZUKI TAKASHIMA(Tohoku University)、KAZUYUKI FUJITA(Tohoku University)、YOSHIFUMI KITAMURA(Tohoku University) - 没入型HMDでは,ユーザは高い臨場感を得ることができる一方,周辺環境(手元の物,周囲の物や人)との簡単なインタラクションすらできず,周囲の人もまたHMD装着者の状況を把握できない.本研究では,HMD装着者の周辺環境への気づきやインタラクションを可能にする,開閉扉型・透過扉型の2つのHMDを設計,実装した.これらを用いた予備的実験から各方式のHMDの効果を検証し,その結果を基に将来のHMDの設計可能性について議論した.
- 6C-02
- Proposal of a gaze guidance method using resolution control in virtual reality
〇Masatoshi Yokomi(Nara Institute of Science and Technology)、Masashi OKUBO(Doshisha University)、NAOYA ISOYAMA(Nara Institute of Science and Technology)、NOBUCHIKA SAKATA(Nara Institute of Science and Technology)、KIYOSHI KIYOKAWA(Nara Institute of Science and Technology) - 本稿ではバーチャル空間において自然なユーザエクスペリエンスを妨げない視線誘導手法として,解像度制御と中心窩レンダリングを用いた手法を提案する.また,この視線誘導手法を実装し,ユーザビリティテストを通じて有効性を検証する.検証には正視方向から円環状に8 方向に配置したオブジェクトのいずれかに視線を誘導するタスクを用いた.検証の結果,視線の誘導先の注視時間が1.5 秒を超えた時を視線誘導成功とした場合の8 方向全体の視線誘導成功確率は33%,上下左右4 方向の視線誘導成功確率は43%となった.また被験者の半数がシステムに不快感を感じたが,視線誘導成功回数が多い人は,不自然さは残るが不快感は小さくなる傾向が示された.
- 6C-03
- Comparative study of binary frame updating methods for displaying motion-adaptive multi-valued images with a DMD projector
〇Wakana Oshiro(Graduate School of Information Sciences, Tohoku University)、Shingo Kagami(Graduate School of Information Sciences, Tohoku University)、Koichi Hashimoto(Graduate School of Information Sciences, Tohoku University) - DMDを用いたディスプレイシステムは高速な投影を可能にするため運動追従投影に適している.DMDを用いると多値画像は複数時刻のバイナリフレームの時間積分として表現されるため,バイナリフレームごとに運動適応をする手法は低コストであるという利点がある一方で画質劣化が懸念される.そこで本稿では多値画像の運動追従投影においてバイナリフレームごとに運動適応する複数の手法の知覚評価実験について報告する.
- 6C-04
- A Study on the Method for Presence Enhancement in a Remote Experience
〇Ryunosuke Yagi(Tokyo Metropolitan University)、Toi Fujie(Tokyo Metropolitan University)、Tomohiro Amemiya(The University of Tokyo)、Michiteru Kitazaki(Toyohashi University of Technology)、Vibol Yem(Tokyo Metropolitan University)、Yasushi Ikei(Tokyo Metropolitan University) - 本研究では,2 台の全天球カメラを用いた新規のカメラ系を開発し,低コストかつVR 酔いを抑制し,全方位に正しい視差画像が取得可能な全天球立体視テレプレゼンスシステムを実現する.開発したテレプレゼンスシステムがどれほどの品質の映像体験を実現できるか,VR酔いの軽減効果に注目して測定及び評価を行う.
- 6C-05
- Effects of HMD resolution and aliasing on user's balance
〇TAKUYA OYAMA(Gifu University)、Ryugo Kijima(Gifu University) - 頭部搭載型ディスプレイの画素サイズを変更してユーザーの重心動揺を計測した.解像度が減ると人間の平衡は悪化した.この原因を探るため,周波数帯域制限以外の要因のうち,影響が大きいと考えられるエイリアシングによるモアレの運動の影響を明らかにした.これをもとに人間の平衡が実空間にいるときと等しくなるために必要とする解像度の推定を行った.
- 6C-06
- Effects of contrast, display brightness and foot conditions on balance of users with HMD in balance measurement experiment
〇Shimon Nambu(Gifu University)、Ryugo Kijima(Gifu University) - 頭部搭載型ディスプレイ (HMD)の性能が低下すると重心動揺は増加し平衡は悪化する。本研究では靴下の有無,HMDのコントラストと輝度に注目し,これが人間の平衡にどのような影響を及ぼすかを調べる. 被験者実験により,足元条件に関しては人間の平衡に影響は及ばさないことと、輝度とコントラストの面においてHMDを用いた実験での全試行間の中で影響を及ぼさない範囲を明らかにした
- 6C-07
- Relationship between reality and spatial frequency from body sway
〇KOICHIRO MIWA(Gifu university graduate school)、Ryugo Kijima(Gifu University) - HMDの映像の空間周波数帯域が使用者に与える影響を明らかにするとともに、使用者が実空間と同等の振る舞いが行える空間周波数帯域を求める。本研究では、人間の平衡を指標とし、重心動揺の計測を行った。