大会長挨拶

大倉典子 第20回大会長 （芝浦工業大学）

  第20回日本バーチャルリアリティ学会大会は、2015年9月9日（水）から11日（金）にかけて、東京のウォーターフロントとして昨今注目を集めている豊洲の地に2006年に開校した芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催いたします。節目となる第20回大会を本学で開催させていただくことは、大変名誉なことと存じております。

  豊洲キャンパスの建物は免震構造ですので、大地震の際にも安全です。またバリアフリーで、身体に障害のある方にもお年寄りにもやさしいキャンパスです。

  最寄駅は有楽町線・ゆりかもめの豊洲駅です。豊洲駅1C出口から豊洲フロント・豊洲フォレシアを通ると、外を歩く時間は3分程度です。東京駅八重洲口や新橋駅からのバスもあり、日本ユニシス本社前またはIHI前下車で、徒歩3分程度です。なおこのバスの終点は、東京ビッグサイトや東京スカイツリーです。

  豊洲は、造船所跡地などを利用した湾岸地区再開発事業により、いわゆる重厚長大なものづくり産業に支えられた地域から、ＩＴや新エネルギーなど新しい都市型産業創造の拠点となる産業ビジネスエリアと、都心回帰・職住近接という新しいニーズや多様なライフスタイルに対応する高品質な居住エリアを併せ持つ地域へと、整備が進められております。このような豊洲は、スマートでエネルギッシュなだけでなく、ここで暮らす人々の心地よさやわくわくする空気も共有しており、バーチャルリアリティというエキサイティングな研究領域で活発な議論をエンジョイするのにふさわしい場所であると考えられます。

  あいにく本学の当学会会員はあまり多くありませんが、この大会の開催は、当学会の大会のすばらしさを本学の教員や学生にアピールする絶好の機会とも考えております。

  プログラム委員長は慶應義塾大学の小木哲朗先生、また幹事は筑波大学の嵯峨智先生、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の渡邊淳司さん、東京大学の鳴海拓志先生にお願い致しました。今後は多くの皆様に委員会に加わっていただき、開催準備を進めていくつもりです。また同時に、「おもしろいイベント、楽しいイベント、やってみたいイベント、やってほしいイベントを皆様からご提案いただき、それを委員会がサポートして実現する」という新しい形の大会のあり方を模索してみたいとも考えております。皆様のご協力を得ながら、参加者全員が「参加して良かった」と思えるような、有意義でわくわくする楽しいお祭りのような大会を目指します。

  皆様の積極的な参加を心よりお待ち申し上げております。

芝浦工業大学豊洲キャンパスの外観

大講義室

教室の様子

教室棟の休憩スペース