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表情分析に基づくユーザビリティ評価に関する研究 / 第1報 表情分析システムの構築

題目

表情分析に基づくユーザビリティ評価に関する研究 / 第1報 表情分析システムの構築 (Usability evaluation using facial expression / Report 1: Development of prototype system for analysing facial expression)

概要

 製品において、使いやすさが商品選択における重要なファクターの一つになっている。
ただ、ユーザビリティ評価には操作時間などの客観的指標やアンケートによる主観的な指標が使われているが、アンケートによる方法では具体的な要因が特定しづらい点が問題となっている。
本論文ではユーザビリティ評価の新たなる指標として表情分析による感情推定システムを提案する。このシステムは被験者の表情を撮影し、学習システムにより分析することで、その時の感情を推定することができる。これにより、主観的でリアルタイムな評価を行うことができるので、被験者がどの要素によって不快感を感じたのかをピンポイントで特定することができる。
 本論文では、操作性を任意に変化させることのできるタスクを用意し、他の生理指標も計測することで、このシステムのユーザビリティ評価における可能性を検証する。

著者

中岡 陽一 (東京工業大学) , 田中 真二 (東京工業大学) , 高橋 秀智 (東京工業大学) , 鄭 在鉉 (韓国海洋大学)