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形状変化する任意物体の実時間リライティング

題目

形状変化する任意物体の実時間リライティング (Real time relighting for an arbitrary object changing its shape)

概要

リライティングとは,ある光源環境で撮影された対象に対して,任意の光源環境に合わせてその陰影を変更する技術である.リライティングを行うには,対象物体の3次元形状(法線分布),反射特性,光源環境が必要である.本稿では,RGB-Dカメラを用いて対象物体の3次元形状を取得することにより,形状変化する任意物体の実時間リライティングを実現する手法を提案する.本手法では,RGB-Dカメラから得られる深度画像のノイズに頑健な対象領域抽出を行った後,対象物体の法線分布を推定する.また,GPUを用いて並列処理を行い,リライティングを実時間で行うことにより,形状が変化する任意物体を対象とすることが可能である.提案手法の有効性を確認するために,人体のように形状が変化する対象物体に対して実時間でリライティングを実現した結果を示す.さらに,領域抽出や法線分布算出の効果やリライティング結果の精度について検証する.

著者

池田 拓也 (慶應義塾大学 理工学研究科 斎藤英雄研究室) , ドゥ ソルビエ フランソワ (慶應義塾大学 理工学研究科 斎藤英雄研究室) , 斎藤 英雄 (慶應義塾大学 理工学研究科 斎藤英雄研究室)