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バーチャル空間におけるダイレクトマニピュレーション ―奥行き知覚の個人差への対応

題目

バーチャル空間におけるダイレクトマニピュレーション ―奥行き知覚の個人差への対応 (Direct manipulation in virtual space -coping with individual variation in depth perception)

概要

3 次元空間に立体視提示した物体に直接手を伸ばしてポインティングするダイレクトマニピュレーションをストレスなく行えるようにしたい.これまでの研究で奥行知覚の個人差が大きいことがわかっている.設定した提示位置と知覚位置(見えている位置)が違うと,知覚位置に手を伸ばしても接触判定が行われず,使用者にストレスを生じると考えられる.そこで,個人の見え方に応じて提示距離か接触判定位置を変える必要がある.本研究では接触判定位置を調節する.ユーザに負担をかけないで知覚位置を推測できるように,物に触れようとして手を伸ばすときの手の動かし方を計測して,接触判定位置と知覚位置のずれの有無と方向を判別する方法を検討した.この判別結果を用いて,接触判定位置を知覚位置の方にずらすことで,ユーザの知覚位置で接触判定できるようにする.

著者

土屋 宏朗 (元大阪工業大学大学院) , 中泉 文孝 (大阪工業大学) , 大須賀 美恵子 (大阪工業大学)