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MEMS触覚ディスプレイにおける仮想表面テクスチャの評価

題目

MEMS触覚ディスプレイにおける仮想表面テクスチャの評価 (VIRTUAL SURFACE TEXTURES CREATED BY MEMS TACTILE DISPLAY)

概要

近年、情報の高度化・複雑化に伴い、人体にストレスの少ない情報の入出力が求められている.その一端として人の触覚に働きかけるデバイスが利用されているが、つるつる・ざらざらといった質感を提示するデバイスはまだ実用化されていない。そこで本研究では大変位MEMSアクチュエータを用いて触覚ディスプレイを開発し、変位を認識する触覚受容器(Slow adapting)と質感を認識する触覚受容器(Fast adapting)の両方に刺激を与えることで、リアルな触感を提示できるデバイスの開発を行った.また,従来の触覚に関する知覚実験は被験者の主観によって評点を付ける方法が主流であったが,正確な基準がないことから手法の曖昧さが問題となっていた.そこで我々は,絶対的な基準を持つ実物をサンプルとして用意し,触覚ディスプレイによって提示された触感とサンプルを比較させるという新しい評価方法を考案し,これを用いて我々が開発した触覚ディスプレイの評価を行った.

著者

小瀬村 悠美 (慶應義塾大学) , 石川 寛明 (慶應義塾大学) , 渡邉 順平 (慶應義塾大学) , 三木 則尚 (慶應義塾大学)