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育児用品における”ふれる”ことの大切さ

題目

育児用品における”ふれる”ことの大切さ (Importance of "Touch" in Nursery Items)

概要

赤ちゃんは抱っこされ、おっぱいを飲み、人肌に”ふれる”中で成長を開始しますが、同時に、様々な人工物に”直接ふれる”体験をしていきます。その中で、タオルや肌着のように無意識のままにふれているモノもあれば、人工乳首やおしゃぶりのように、積極的に道具に”ふれて”いくモノもあります。後者に相当するモノを開発する時、赤ちゃんと道具(例えば、おしゃぶり)が密着していることが大切で、すき間などがあると、おしゃぶりの場合は、口からポロリと滑り落ちてしまうことがあります。また、チュパチュパ音を立てておしゃぶりを吸っている姿はカワイイ様子のシンボルかもしれませんが、チュパチュパ音が立つ、ということは、密着がはずれていることを意味します。育児用品を開発する中で、赤ちゃんとモノのふれあうことの大切さについてお話しさせていただき、人と道具の最初のふれあいについて詳しく考えてみるきっかけになればと思います。

著者

斉藤 哲 (ピジョン株式会社)