題目

誰がそのジャケットを縫うんだい? (Who's Gona Mend that Jacket?)

概要

本研究では，体験者が力むことで筋肉が膨らみ，着衣をはじけ飛ばす感覚の提示手法について提案する．筋肉が膨らみ，着衣がはじけ飛ぶ感覚は，面ファスナ結束制御を行うダッフィ機構を用い提示する．コンプレッサから送られる空気でダッフィ機構が稼働することで，体験者は筋肉が膨れあがり，服をはじけ飛ばす感覚を得る．力み判定には，Kinectセンサにより得られる骨格座標に基づいた各関節の回転角度を用いたポージング認識と，顔特徴点間の距離変化による表情認識を用いる．ポージング認識では，体験者の骨格情報から得られる関節の回転角度が，設定した閾値内に含まれる場合，力んでいると判定する．表情認識では，有効な特徴点から，特徴ベクトルを生成し，Support vector machineにより力み認識モデルを構築する．また，体験者と体験者の体上に服画像を合成した映像をスクリーンに投影する．

著者

高橋 柊 (北陸先端科学技術大学院大学) , 丹羽 悠斗 (北陸先端科学技術大学院大学) , 西 康太郎 (北陸先端科学技術大学院大学) , 北山 史朗 (北陸先端科学技術大学院大学) , 森本 康希 (北陸先端科学技術大学院大学)