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可動座席による歩行感覚表現に関する研究

題目

可動座席による歩行感覚表現に関する研究 (A study on presentation of walking sensation by a vestibular display)

概要

本稿では可動座席を用いた歩行運動の表現手法について基礎的な検討結果について述べる.ここでの歩行運動表現は,旅行時等の歩行運動を追体験することに応用する.歩行運動感覚の表現のため,前庭感覚刺激を与える可動座席および,下肢運動を生成する下肢駆動ボード他を用いる.実際の歩行運動での鉛直軌道と可動座席における等価表現軌道は,20倍程度の差異があり表現軌道が小さい.鉛直運動の感覚尺度におけるべき指数は0.63となり,実際運動の軌道と等価表現軌道の感覚量における差異は6.5倍と推定される.

著者

島袋 誠也 (首都大学東京大学院) , 川真田 晃久 (元首都大学東京大学院) , 阿部 浩二 (首都大学東京) , 池井 寧 (首都大学東京) , 雨宮 智浩 (日本電信電話株式会社) , 広田 光一 (東京大学)