題目
作業者側映像への直接指示とオクルージョン問題解消を両立した遠隔協調作業システム (The Remote Collaboration with allowing Direct Touch Instruction and Solving the Occlusion Problem)
概要
専門家が物理的に離れた地点から、専門的な知識のない非専門家にネットワーク
で伝達した映像や音声によって作業指示を行うことを遠隔協調作業という。本
研究では、実物体を対象とした遠隔協調作業において身体性を維持した身振りや
手振りによる指示を行う上で有効なインタラクションの実現を目的 とする。具
体的には、専門家の身振りや手振りで指示を行なっている様子をカメラで撮影し
た際に発生するオクルージョンの問題に着目し、この問題の解決手法とし てあ
らかじめ作成した指示者の3Dモデルを利用する。指示者側環境に設置されたセン
サにより指示者の骨格モデルを取得し、それに対応して3D モデルを動かすこと
により、本来ならばオクルージョンが発生している部分の映像も取得できるよう
になる。
著者
高野 祐輝 (大阪大学) , 酒田 信親 (大阪大学) , 西田 正吾 (大阪大学)