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『百鬼面』:複合現実型エンタテインメントコンテンツ制作の体系化の検討

題目

『百鬼面』:複合現実型エンタテインメントコンテンツ制作の体系化の検討 (Hyak-Ki Men: A Study of Framework for Creating Mixed Reality Entertainment)

概要

本研究では,複合現実感(MR)を応用した新しいエンタテインメントの創出と普及を目的として,MRの特質を踏まえたコンテンツおよびインタフェースデザインの着眼点や設計・開発からインスタレーション・運用にわたるワークフローを映像コンテンツ制作の観点から体系化することを目指している.特にビデオシースルーHMDを用いたシステム構成を前提に,臨場感・没入感の高い主観視点体験の特長を活かしたMRエンタテインメントの事例開発を重ねて知見を収集している.本稿では,著者らがLaval Virtual 2012 およびLaval Virtual 2013 のデモ展示ReVolutionに出展した2件の開発事例 RV-Border Guards 3とHyak-Ki Men(百鬼面)について考察し,HMDを装着するプレイヤだけでなく観衆も楽しめることも重視したMRエンタテインメント開発の体系化の方向性について述べる.方法論だけではなくシステムを構築するための開発環境の枠組みについても,特定のミドルウェアやツールなどに依存しないレベルで一定の定式化を目指す.

URL

http://mixed-reality.art.coocan.jp/

著者

柴田 雄樹 (立命館大学) , 一色 康平 (立命館大学) , 速水 洸 (立命館大学) , 田中 千遥 (立命館大学) , 大島 登志一 (立命館大学)