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距離画像カメラを用いた部分形状マッチングに基づく任意物体上での空間型AR

題目

距離画像カメラを用いた部分形状マッチングに基づく任意物体上での空間型AR (Spatial Augmented Reality on Arbitrary 3D Geometry Object By Partial Shape Matching Using Depth Camera)

概要

空間型拡張現実感(Spatial Augmented Reality: SAR)とはプロジェクタを用いてコンピュータグラフィクス(CG)物体を直接実環境に重畳する技術である.SARではしばし3次元物体が用いられ,違和感なくCGを重畳するためには3次元物体の表面形状と位置姿勢の取得が重要である.本研究は距離画像カメラから取得した3次元点群を用いて移動する任意形状の3次元物体へのSARを行う手法を提案する.本手法は部分形状の集まりである多視点3次元点群データの登録とオンライントラッキングの2つに分けられる.部分形状の登録ではトラッキングを行う形状が未知な物体の3次元群を数視点から登録し,物体の見え方の変化に対応した.トラッキングは入力と登録した3次元点群の位置合わせを行うグローバルマッチングと,連続するフレーム間の位置合わせを行うローカルマッチングの組み合わせである.実験結果より光源変化の激しいSAR環境下における任意形状の3次元物体へのSAR実現されたことが確認できた.

著者

坪井 一菜 (慶應義塾大学) , 小山田 雄仁 (早稲田大学) , 斎藤 英雄 (慶應義塾大学) , 杉本 麻樹 (慶應義塾大学)