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柔軟物体への幾何学的整合性を考慮したテクスチャ投影

題目

柔軟物体への幾何学的整合性を考慮したテクスチャ投影 (Geometrically-correct projection-based texture mapping onto a deformable object)

概要

投影型拡張現実感はプロジェクタでCGなどの仮想情報を実物体上に投影し,情報の付加や見かけの操作を行う技術である.この技術は工業製品に対するデザイン支援を目的としたシミュレーションシステムへの応用が期待されており,これまでに様々な手法が提案されている.しかしこれまでに提案されている手法の多くは投影物体が剛体であることを仮定しており,対象物体の形状をその場で変更し,変更後の物体に対しても幾何学的整合性を考慮した投影を行う,といったデザインシミュレーションは困難であった.そこで本研究では,ユーザが手で形状を変化させることができるような柔軟物体を投影対象とし,その形状情報に基づいて幾何学的整合性を考慮したテクスチャの投影が行えるようなシステムを提案する.提案システムでは柔軟物体上に部分読み取りが可能なマーカパタンを配置し,それをカメラで読み取ることで柔軟物体の局所的な位置の推定を行う.

著者

藤本 雄一郎 (奈良先端科学技術大学院大学) , 武富 貴史 (奈良先端科学技術大学院大学) , 山本 豪志朗 (奈良先端科学技術大学院大学) , 宮崎 純 (奈良先端科学技術大学院大学) , 加藤 博一 (奈良先端科学技術大学院大学)