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効果音を重畳する靴型デバイスによる歩行制御

題目

効果音を重畳する靴型デバイスによる歩行制御 (Gait control by using sound effect playing shoes)

概要

本研究では,ヒトの行動に対して効果音を重畳する靴型デバイス(EffectOn)を提案し,それによる歩行制御の可能性について議論する.提案手法は,ウェアラブルデバイスにより運動部位から効果音が生じること,また単調な機械音ではなく情景を想起しやすい効果音を再生可能であること,という特徴を持つ.これまでに我々は,効果音の持続時間と歩行との関係について示してきた.本稿では提案デバイスの遅延について検討し,それが歩行に与える影響を考察した.左右のデバイスでの発音までの遅延を変えることで,歩行時の腕の振りが変わるなど,他の部位の身体運動へも影響を与えうることを確認した.

著者

牧野 泰才 (慶應義塾大学) , 秋山 史門 (慶應義塾大学) , 前野 隆司 (慶應義塾大学)