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距離画像を用いたハイパーミラー(超鏡)システムの開発

題目

距離画像を用いたハイパーミラー(超鏡)システムの開発 (Development of HyperMirror System by Using Depth Image)

概要

ハイパーミラー(超鏡)とは,ヴァーチャルに構成された世界を鏡のように映し出す,対話のためのディスプレイシステムで有る.ユーザー自身を含む,対話者全員が一緒にいるような合成映像を提示することにより,遠くの相手が,自分の直ぐ横にいるような感覚で会話が可能である.これまで,ハイパーミラーシステムは,主としてクロマキー合成技術により,実装されており,ブルーバック等の設備のある特別な場所を必要としていた.距離情報を取得できるMicrosoft KINECT等の距離画像を取得するデバイスの利用により,クロマキー合成のためのブルーバック等を必要とせず,一般家庭のテレビの前で利用可能で,さらに,奥行き情報を利用して,物体の遮蔽関係を適切に提示可能な,簡便なハイパーミラーシステムを構築可能である.本発表では,試作システムの構成と基本性能を示す.

著者

大山 英明 (独立行政法人産業技術総合研究所) , 戸田 賢二 (独立行政法人産業技術総合研究所) , 森川 治 (東京工業大学)