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水の波紋を用いた裸眼立体ディスプレイの原理と試作

題目

水の波紋を用いた裸眼立体ディスプレイの原理と試作 (The principle and prototype of the autostereoscopic display using the circular ripple of water)

概要

 三次元画像を提示するディスプレイの一種に手書きホログラムがある.手書きホログラムは通常のホログラムのように干渉を利用するのではなく,円弧の反射面を作り出すことで三次元画像を提示するものである.特定条件下で,運動立体視と両眼立体視の両方を実現し,複数人に対して立体画像を提示可能である.手書きホログラムはアクリル板などの鏡面反射する物体にケガキコンパスを用いて円弧上の引っかき傷をつけることで作成できるが決まった像しか提示することができない.
 本研究では、この原理を応用し、手書きホログラムの円弧状の反射面のかわりに水面上の波紋を用いて,水面上で多人数に三次元の動画像が提示可能な裸眼立体ディスプレイの開発を試みた.

著者

内沢 里保 (岐阜大学) , 木島 竜吾 (岐阜大学) , 飯沼 光木 (株式会社フリーダム)