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つり革デバイスによる電車の揺れの提示

題目

つり革デバイスによる電車の揺れの提示 (Presentation of Train Motion using Assist Strap Device)

概要

本研究は、電車の構造と車体の揺れ方の関係を分かり易く表現する方法について検討している。電車は、車両の揺れを緩和するための構造をもつが、その構造によって客室の揺れの特性が異なったものとなる。代表的には、台車の振動を吸収するためのバネによる支持構造のみをもつものと、カーブなどの遠心力に応じて斜体を傾斜させる構造をもつものとがある。後者の構造は電車の乗り心地の改善のための代表的な試みの一つであり、鉄道を扱う博物館の一つのトピックとなっていることが多い。本研究はこのような車両の構造と乗り心地の関係の表現にVR技術を利用することを検討する。

著者

広田 光一 (東京大学) , 佐々木 昂 (東京大学) , 雨宮 智浩 (日本電信電話株式会社) , 池井 寧 (首都大学東京)