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モバイルセンサログと既存バリアフリー情報を用いたバリアフリー状況の推定指針

題目

モバイルセンサログと既存バリアフリー情報を用いたバリアフリー状況の推定指針 (Speculation policy of barrier-free conditions based on mobile sensor logs and conventional accessibility information)

概要

障害者の外出時の移動障壁をなくすため,スロープや点字ブロックなどの設置が進んでいる.このようなバリアフリー状況は日々変化するが,様々な場所の状況を調べる場合,情報へのアクセスが煩雑になる.このような現状が,障害者の外出機会や外出意思の減少に結びつく場合も多く、社会参加や娯楽の制限などの原因になると考えられる.よって,各所に点在するバリアフリー情報を簡易的に収集・整理・提示できるシステムが必要である.しかし,収集を行う上での手間の軽減なしでは,バリアフリー情報は集まりにくい.

そこで本研究では,バリアフリー状況を自動的に推定する手法の開発を目的とする.特にユーザが持つ携帯機器に内蔵されたセンサ情報を取得し,既存のバリアフリー状況と比較分析することで各地点でのバリアフリー状況の推定を目指す.本発表では,推定手法のコンセプトについて述べ,実装状況や得られたデータの分析結果について報告する.

著者

三浦 貴大 (東京大学大学院 情報理工学系研究科) , 藪 謙一郎 (東京大学 先端科学技術研究センター) , 檜山 敦 (東京大学大学院 情報理工学系研究科) , 廣瀬 通孝 (東京大学大学院 情報理工学系研究科)