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加速度センサの装着位置依存性が小さい歩行認証技術の研究

題目

加速度センサの装着位置依存性が小さい歩行認証技術の研究 (Study on Gait Authentication System Having Less Dependence on Acceleration Meter Position)

概要

自動車向けの個人適用サービスを検討するにあたり,車両乗車前に個人を特定する技術として,加速度センサを使用した歩行認証技術に注目した.加速度センサを使用した歩行認証技術は幾つか存在するが,装着位置が異なると認証率が低下する場合が多く,実使用条件における課題となる.そこで本研究では,加速度センサを用いた装着位置の依存性が小さい個人特定を目的とし,簡便な方法により装着位置に非依存な加速度成分の抽出を行い,個人識別に適用可能な特徴量を用いた,Support Vector Machine (SVM) 解析により個人識別能力を評価する事を試みた.その結果,装着位置に非依存な成分を抽出しない場合と比較して識別性能が22-28%の範囲で向上する事が判明した.

著者

澤田 武士 (㈱トヨタIT開発センター) , 柳原 正 (㈱トヨタIT開発センター) , 三宮 千尋 (㈱トヨタIT開発センター) , 堀口 賢司 (㈱トヨタIT開発センター) , 那和 一成 (㈱トヨタIT開発センター) , 大谷 和也 (㈱東海理化) , 水野 善之 (㈱東海理化)