題目
拡張現実を用いたレイアウト支援システムの開発 第1報 基本システムの構成と教示手法の検討 (Development of Layout support system using Augmented Reality First Report: Structure of basis system and investigation of teaching method)
概要
拡張現実(AR)は仮想家具等のシステム実現に用いられており、その効果を発揮している。そこで本稿ではこの技術をさらに発展させて、家具等の配置作業支援を行う際に実際の家具の位置姿勢を計測し、目標位置姿勢との誤差を適宜教示信号としてフィードバックすることにより正確なレイアウトを支援するシステムを提案する。このシステムを拡張することにより複雑な部品の三次元組立の支援にも利用できる。
このために画像データから物体の位置姿勢を安定に計測する手法、目標位置姿勢と現状との差を作業者に通知する手法等が必要になる。
そこで本論文では基本的なシステム構成・画像からの位置姿勢計測原理および効果的なフィードバック方法の検討を行う。本システムでは、カメラ画像からフィルタ処理によりエッジ画像を抽出し、直線検出を行い物体の位置姿勢を求める。さらに目標位置姿勢との差のフィードバック法として、画像出力以外の音等の効果を調査する。
著者
野家 太郎 (東京工業大学大学院) , 田中 真二 (東京工業大学大学院) , 高橋 秀智 (東京工業大学大学院) , 鄭 在鉉 (韓国海洋大学)