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複合現実空間における痛覚提示に関する諸考察

題目

複合現実空間における痛覚提示に関する諸考察 (Some Considerations on Displaying Pain Stimulation in Mixed Reality Space)

概要

 本研究では複合現実空間において痛覚提示を行うことにより,表現力の向上を目指している.種々の触知覚に関する研究の中で,痛覚提示は振動覚や温冷覚ほど進んでおらず,いまだに未開拓である.我々は,まず電気刺激を用いた痛覚提示装置を用いて,痛覚強度を導き出す基礎実験を行った.次に,痛覚において振動覚や温冷覚にみられる錯覚現象であるファントムセンセーション (PhS) の再現性を確認した.PhSとは,皮膚上において2点の刺激を同時に提示すると,その2点の中間に,1点の刺激として知覚される現象であり,痛覚提示と組み合わせることができれば少ない提示装置でより広域な提示が可能となる.また,複合現実感技術により痛覚によるPhSの提示位置付近に仮想物体を重畳描画することによって,痛覚知覚にどのような影響があるのかを確認する実験を行う.

著者

片岡 佑太 (立命館大学 情報理工学部) , 橋口 哲志 (立命館大学 情報理工学部) , 柴田 史久 (立命館大学 情報理工学部) , 木村 朝子 (立命館大学 情報理工学部)