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商品物流における仕分け作業支援への複合現実感技術の応用

題目

商品物流における仕分け作業支援への複合現実感技術の応用 (Application of Mixed Reality Technology to Order Picking for Warehouse Storage)

概要

近年,複合現実感 (MR) の研究が盛んに行われている.この技術は外科手術,工業製品の修理,メンテナンスや組み立てなどの分野で作業支援に用いられている.本研究では,応用例の1つとして,商品物流における仕分け作業に着目し,MR技術によって支援する仕分け作業支援システムを提案する.まず従来の仕分け作業支援システムの問題点を洗い出し,これをMR技術によって解決することで作業効率の向上やミスの低減などを目指す.
提案システムはビデオシースルー型HMDと光学シースルー型HMDの両者に対応し,作業者の視界にCGを重畳描画することで作業支援のための情報を提示することができる.また,手の位置を認識することで商品のピッキング動作を判断する処理が組み込まれている.開発したシステムの動作を確認し,ビデオシースルー型HMDと光学シースルー型HMDによる作業効率への影響を比較する評価実験を行った.


著者

山崎 賢人 (立命館大学) , 柴田 史久 (立命館大学) , 木村 朝子 (立命館大学) , 田村 秀行 (立命館大学)