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仮想化現実モデルを用いたカメラトラッキングと歩行者デッドレコニングの連携に基づく広域屋内測位

題目

仮想化現実モデルを用いたカメラトラッキングと歩行者デッドレコニングの連携に基づく広域屋内測位 (A wide-area indoor localization based on integration of pedestrian dead reckoning into virtualized reality model-based tracking)

概要

本稿では、携帯情報端末の利用者の位置や姿勢に基づく情報サービスを、広域屋内環境において妥当なコストと精度で実現するための現実的な手段の1つとして、仮想化現実モデルを用いたカメラトラッキングと歩行者デッドレコニングの連携に基づく広域屋内測位手法を提案する。仮想化現実モデルを用いたカメラトラッキングは、高精度な絶対位置・姿勢の推定が可能である反面、推定可能な範囲やタイミングは限定的である。一方、歩行者デッドレコニングは、人の方位と移動量の推定による相対測位であり、常時推定が可能である反面、誤差が蓄積するという性質がある。提案手法では、これら2つの手法を連携し、絶対位置・姿勢の推定結果を相対測位を用いて補完することで利用者の絶対位置・姿勢の常時推定を行う。

著者

牧田 孝嗣 (産業技術総合研究所) , 大隈 隆史 (産業技術総合研究所) , 石川 智也 (行動ラボ株式会社) , 興梠 正克 (産業技術総合研究所) , 蔵田 武志 (産業技術総合研究所)