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大会概要

大会長挨拶

竹村治雄

大阪大学 サイバーメディアセンター 教授 竹村 治雄



第18回日本バーチャルリアリティ学会大会にようこそ!

バーチャルリアリティは、様々なセンシング技術とCG技術の進歩により、学会設立時には考えられなかったようなスピードで世の中に浸透しています。同時に、工学分野から、医療、芸術へと様々な応用分野で、実用技術としての地位を確立しています。大阪大学でも、バーチャルリアリティに関係する研究者が、情報科学研究科、工学研究科、基礎工学研究科、産業科学研究所、サイバーメディアセンターなどに多く在籍し、積極的な研究開発を進めています。サイバーメディアセンターでは計算機科学とシミュレーション科学を追求し、スパコンから没入型可視化装置まで幅広く関連分野を研究しています。

さて、本年度の大会は、大阪梅田貨物駅の北ヤードを再開発した「うめきた」にある「グランフロント」での開催となりました。研究室を飛び出し、多くの人が行きかう大都市で、研究者だけでなくあらゆる人々を巻き込んでの大会となります。ここには「The Lab」や「ナレッジサロン」など研究者と市民が交流できる様々なファシリティが集積しており、バーチャルリアリティに関する最新成果を発表するにふさわしい会場であると思います。研究者同士だけでなく、一般市民をまじえて皆様の活発な交流の場となるよう種々の企画を用意しています。

大阪都構想をはじめとして、いま大阪にはこの地から日本を元気にしようという熱気があふれています。また、食い倒れの街として様々な味覚を堪能していただくこともできます。ぜひこの機会に多数のご参加を頂き、この3日間を存分にお楽しみ下さいますようお願い申し上げます。