Web要旨

Sunday, 12 September
9月12日
 

一般発表 13:00-14:20 アート・エンタテインメント

座長:筧 康明(東京大学)

1B2-1
360度パノラマ画像を用いたVR観光システムの研究開発
〇物部 寛太郎(東北学院大学工学部情報基盤工学科)、鈴木 孝浩(東北インフォメーション・システムズ株式会社)
 近年,360 度カメラでパノラマ画像を気軽に撮影できる環境が整いつつあるが,撮影した画像を閲覧できるシステムは不足している.一方,現在,新型コロナウイルスによる影響で,観光に行くことが困難になっている.そのため,自宅に居ながら観光地を体験できるシステムの需要が高まっている.そこで,Google Streetview とパノラマ写真を組み合わせることで没入感のある仮想観光を可能とし,ユーザーの訪問意欲向上を促すシステムの研究開発を行う.
1B2-2
発表辞退
1B2-3
VibeShare::Performer — Emoji・触覚・音効によるオンライン音楽ライブの双方向化
〇山崎 勇祐(GREE VR Studio Laboratory,REALITY 株式会社、東京工業大学大学院)、白井 暁彦(GREE VR Studio Laboratory,REALITY 株式会社)
コロナ禍で対面ライブの開催が制限される中、我々はオンラインで出演者と視聴者のインタラクションを実現する技術「VibeShare: Live」を開発した。有料の商業店舗におけるオンラインライブで試験実施し、視聴者から3日間で合計108,031回、Emojiが送られ、それらを会場内での拍手音やプロジェクション、出演者への触覚刺激に変換することで、視聴者の存在感を出演者に体感させることに成功した。
1B2-4
プロジェクションマッピングシステムの統合制作環境の開発(第2報)
〇永野 佳孝(愛知工科大学 工学部)、杉森 順子(桜美林大学 芸術文化学群)
我々はFPGAボードを使用して画素単位での映像の幾何補正を実現したプロジェクションマッピングシステムを開発している.本システムを簡単に操作できるように,このシステムにGUIを実装し,幾何補正の計測や映像表示位置の調整などの機能の持った総合制作環境を構築している.本報では,この統合制作環境の基本操作と機能性を高めた結果について報告する.
1B2-5
空気噴流による音楽の低周波振動再現性の検証
〇柴尾 亮成(熊本大学大学院自然科学教育部)、嵯峨 智(熊本大学大学院先端科学研究部)
音楽体験には,ライブ会場に足を運ばないと体験できないものがある.
楽器から直接伝達される非可聴振動を感じる体験である.我々はこれまで空気噴流による振動提示手法によりこの体験を検討してきた.リズム感提示や音楽体験の主観的音楽体験の面白さの評価を得ることができた.今回は,実際にライブ会場で感じているウーファーの振動と比較し,本提案手法の有用性を検証する.
1B2-6
日常空間を再現したVR映像の振動効果による音楽体験への影響
〇赤﨑 将人(熊本大学大学院自然科学教育部)、嵯峨 智(熊本大学大学院先端科学研究部)
音楽をより楽しむための要素として,音楽にあわせた視覚効果を付加した映像が多く使われている.そこで我々はこれまでに,VR空間内で音楽にあわせた簡易的な3次元の視覚振動情報を音楽とともに提示する手法を提案,その効果を検証した.その結果,提案手法の有効性がある程度示せた.今回は実際の大きさをよく理解している日常空間をVR空間で再現し,日常的な物体の視覚振動効果による音楽体験への影響を検証する.
1B2-7
VRを用いたクィディッチ環境の構築
〇田中 翔太郎(早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科)、石部 開(早稲田大学 先進理工学研究科 生命理工学専攻)、佐武 陸史(早稲田大学 創造理工学研究科 総合機械工学専攻)、相原 伸平(早稲田大学 創造理工学研究科 総合機械工学専攻)、岩田 浩康(早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科)
本稿では、「ハリーポッター」内に登場する「クィディッチ」をもとにした、タイムアタック型のVRレースゲームを開発した。クィディッチの最大の特徴は空飛ぶ箒に乗っているという点である。これを再現するために、実際の箒を用いた操作インタフェースを作成し、箒につけたセンサと頭につけたヘッドマウントディスプレイの角度および座標をもとに移動方向と速度を算出し、VR内で箒が移動するプログラムを開発した。