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コンパス型図形描画インタフェースの基礎検討

題目

コンパス型図形描画インタフェースの基礎検討 (A Basic Study on Compass-based Drawing Interface)

概要

 近年,ペンや紙にデジタルメディアを組み合わせることにより,デジタル技術の利点を加えながら手描きの作業を支援するシステムがいくつか提案されている.本研究では,身近で簡易に図形を描画できるツールとしてコンパスに着目し,その仕組みにデジタル制御を加えることで,円のみならず多様な図の描画を可能にすることを考える.具体的には,本システムでは一般的なコンパスと同じようにデバイスをつまんで回すと,回転角度に応じて脚の角度が制御され,円以外 にも四角形・星型など様々な図形を描画できる.デバイスは,紙とデバイスの角度関係を認識するロータリーエンコーダと,脚の角度を制御するサーボモータによって構成される.本稿では,基礎検討として本デバイスの試作と展示でのユーザ反応についてまとめる.

著者

中垣 拳 (慶應義塾大学) , 筧 康明 (慶應義塾大学)