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ダイラタント流体を用いて創出可能な複合感覚と力学的因子の分析

題目

ダイラタント流体を用いて創出可能な複合感覚と力学的因子の分析 (Analysis of Multimodal Sensation and Mechanical Factor caused by using Dilatant Fluid based Haptic Device)

概要

本研究では,媒体の物性制御を利用した複合感覚の創出が可能な力触覚提示装置を提案する.その実現として,水と片栗粉から生成可能なダイラタント流体を利用し,溶媒の吸引による粘性制御を可能にするグローブ型の力触覚提示装置を開発した.この力触覚提示装置では,流体自体に触れて人工的な質感を体験するため,高品質かつ多自由度な質感表現が可能となる.我々は装置の力学特性を調査することによって,吸引力に応じて流体の粘性が変化することを明らかにした.本発表ではこの力触覚提示を応用した質感合成システムについて解説する.

著者

吉元 俊輔 (大阪大学) , 黒田 嘉宏 (大阪大学) , 井村 誠孝 (大阪大学) , 大城 理 (大阪大学)