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実空間投影型ARによる歩行者用ナビゲーションシステムのユーザビリティの改善

題目

実空間投影型ARによる歩行者用ナビゲーションシステムのユーザビリティの改善 (Improvement of the Usability of Pedestrian Navigation Systems by AR Projecting onto a Real Space)

概要

現在では、携帯端末等を用いた歩行者用ナビゲーションシステムやサービスが提供されている。これらは便利であるが、利用者は周囲のランドマークと端末のディスプレイを交互に見なければならないため、注視点の移動頻度や移動量が大変多く煩わしかったり、交通情報や足元から注意が外れやすいため、安全性の観点から大きな問題がある。また、高齢者など携帯端末に不慣れな人々にとっては簡単に利用できるものではない。
そこで、懐中電灯のようにナビゲーション情報を実空間に投射することで、歩行時の注視点の移動量を削減し、イベント会場内の案内のように限定された目的地点のみを扱うことを前提にすることで、よりシンプルで安全な歩行者用ナビゲーションシステムを開発した。
ユーザテストの結果、ナビゲーションとして十分な性能を持ちつつ、一般的な商用ナビゲーションシステムより安全で簡便であることを確認した。

著者

箕浦 弘人 (鈴鹿工業高等専門学校)