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頭部搭載型ディスプレイにおける時間遅れの要因の研究

題目

頭部搭載型ディスプレイにおける時間遅れの要因の研究 (The Study of Factors for Latency with Head Mounted Display.)

概要

 頭部搭載型ディスプレイ(HMD)を使用したVirtual Reality(VR)環境における重要な課題として時間遅れ問題の解消が上げられる.時間遅れとは,VR環境において頭部位置に応じた画像を提示するため,頭部位置姿勢の計測,それに基づく提示画像の生成,HMDによる表示,これらの処理において経過する時間を指す.この時間は原理的に0にすることができない.そこで筆者らは,画像格納式時間遅れ補償機能を開発した.
 今回時間遅れについて厳密に管理された環境を構築し,その環境を用いて,時間遅れの要因を明らかにする.またそれらの要因についてReflex補償を用いた時間遅れ補償の可否を峻別する.

著者

早川 雄一郎 (岐阜大学大学院工学研究科電子情報システム工学専攻) , 毛利 勇一 (岐阜大学大学院工学研究科応用情報学専攻) , 木島 竜吾 (岐阜大学工学部応用情報学科)