オーガナイズドセッション

 

本学会では,現在,9つの研究委員会が活動しています.今大会では初めての試みとして,その中から5つの研究委員会にオーガナイズドセッションを企画してもらいました.各研究領域のホットな話題に関して,魅力的な招待講演やパネル討論,また最新の研究成果の発表も予定されています.大会参加登録をお済ませいただくと,どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.詳しい内容はプログラムをご覧ください.

[1] ウェアラブル/ユビキタスVR

企画    ウェアラブル/ユビキタスVR研究委員会

日時    924日(水) 13:00-14:30

会場    情報棟1F L1講義室

司会    池井 寧

内容    計算機の使い方が多様化する中でも,特に変わっているのが,ウェアラブルコンピュータかも知れません.計算機に適した環境とは正反対のやっかいな乗り物である人間に搭載されるには,これまでの計算機の作り方ではだめかも知れません.また,所謂ユビキタスの計算機も,広い地球空間に搭載されるにはこれまでとは異なった使い方が必要なのでは?? そのような問題意識を持ちながら,会場にご参加の皆様とも議論をさせていただきたく,ご参加のほど,よろしくお願い致します.

[2] テレイマージョン

企画    テレイマージョン技術研究委員会

日時    924日(水) 14:45-16:15

会場    ミレニアムホール

司会    小木 哲朗

内容    広帯域ネットワークの普及に伴い,3次元データやビデオ映像をリアルタイムで送受信することが可能になり,遠隔地の利用者が高い臨場感,没入感を伴った共有仮想空間での協調作業を実現するテレイマージョンの概念が注目されるようになってきました.本セッションではテレイマージョンに関する最新の研究成果を6件発表します.

[3] パネル討論: MRARVRの現状

− 何ができて何ができてないのか?これから何をやるべきか?

企画    複合現実感研究委員会

日時    925日(木) 11:30-13:00

会場    情報棟1F L1講義室

パネリスト       蔵田 武志, 清川 清, 稲見 昌彦, 伴 好弘, 神原 誠之, 苗村 健, 黒田 知宏, 前田 典彦

司会    亀田 能成

内容    MR(複合現実)・AR(拡張現実)・VR(仮想現実)は,ユーザインターフェースの新しい形として,各方面の期待を集め続けてきました.ゲームなど一部では普及が広まっていますが,まだ現状では社会基盤技術として幅広く浸透したとまでは言えません.そこで,一線の若手研究者によりこの分野を概観していただき,来るべき未来図を描くパネル討論会を行います.

[4] サイバースペースと仮想都市の展望

企画    サイバースペースと仮想都市研究委員会

日時    926日(金) 9:00-10:30

会場    ミレニアムホール

司会    小林 稔

内容    サイバースペースと仮想都市研究会では,仮想都市でのコミュニケーションや文化,及びその構成技術を中心に,携帯電話やユビキタスコンピューティング等,多種多様な課題を,情報と人,社会の関わりの視点で議論しています.本セッションは,昨年度までのサイバースペース研究賞受賞者の中から特徴的な4名の講演者を招き,当時から現在に至る研究をご紹介いただくことを通じて,コンピュータとネットワークで構成される新しい社会空間が今後どのように発展していくのか,技術はそれに何ができるのか,を発表者と聴衆全体で議論する機会としたいと思います.

[5] アート&エンタテインメントの展望

企画    アート&エンタテインメント研究委員会

日時    926日(金) 10:45-12:15

会場    図書館3F マルチメディア提示室

司会    渡邊 淳司

内容    近年,日本のアート・エンタテインメント研究は,SIGGRAPHArs Electronicaをはじめ多くの国際学会・芸術祭において,注目を集め,高く評価されるようになりました.この分野において,今後,研究者がどのように主体的に関わり,独自の方法論を見つけることができるか,4件の発表と1件の招待講演を通して探っていきたいと思います.